すきなものたち。

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好きなもの、好きなこと、日々の出来事について語っています。

『陽だまりハウスでマラソンを』/おじいちゃんがフルマラソンに挑戦!老いを言い訳にしない生き方をするということ。

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「老いる」ということは、衰えてゆくこと。


確かに肉体は徐々に衰えてゆく。

若い頃の肉体の頑健さや美しさは年とともに失われ、記憶力も落ちてゆき、忘れっぽくなることもある。

けれども、心まで老いる必要はないのです。


いくつになっても「年齢」と言い訳にせずに、チャレンジしてゆくことの大切さを教えてくれる、勇気をもらえる元気なドイツ映画です。

 

陽だまりハウスでマラソンを [DVD]

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 基本情報

監督:キリアン・リートホーフ
製作:2013年/ドイツ
主演:ディーダー・ハラーフォルデン

 

パウル役のディーダー・ハラーフォルデンはドイツでは人気の俳優さんらしいです。私は今回初めて、この方を観ました。

おじいちゃんがフルマラソンに挑戦。

 

主人公はかつて、マラソン選手としてオリンピックに出場し、金メダルを獲得したこともあるおじいちゃんパウル。妻と一緒に老人ホームに入居するものの、いまいちホームでの生活に馴染めないパウルは再びフルマラソンに挑戦することに。

 

おじいちゃんがフルマラソン

 

 若い人でも難しいのに、いくらかつてのオリンピックメダリストとはいえ、無理じゃないの??

 

というのが一般的な反応。

 

この作品でもフルマラソン再挑戦宣言をした彼に対して、賛成してくれる人は少なかった。一人娘は当然のことながら大反対だし、入居している老人ホームのスタッフにも「認知症では?」と疑いをかけられるほど。

 

しかし、彼は諦めない。

 

その頑固さは、周囲にいる人にとっては当初は迷惑でしかなかったけれど、揺らぐことのない彼の「本気」に触れて、周囲の人が徐々に変わっていく。

いつのまにか、彼のペースに巻き込まれて、反対よりも応援するようになってしまう。

 

特に長年連れ添った妻とのエピソードは胸を打つものがあります。
最初はあきれ果てていた妻も、かつて二人が若かった頃のように、に二人三脚でトレーニングをするようになるのです。

観ていて、悲しいシーンもありましたが、ほんわり心が温かくなるような作品でした。

 

ラストシーンも好きだなぁ。

ああやって、次の世代に受け継がれてゆくものがあるのだなぁと。

今の人生を精一杯生きていくことが、次の世代へのバトンタッチになるんだって。
しみじみと思いました。

パウルの重みのある言葉が心に刺さります。

この作品でとても印象的だったのが、パウルが人生とマラソンについて語るところ。

人生はマラソンです。
ゴールには勝利がある。

走っているうちに、だんだんと疲労は蓄積し、体力も消耗し、前に進むのも辛くなる時がくる。それでも人生は、走り続けなければならない。

 

パウルのメッセージは、観る者の心に染みわたってゆくに違いありません。

 

おじいちゃん、おばあちゃんが活躍する作品を触れると、「老い」というものをことさらに怖がらなくてもいいのかなって、少し気を楽にしてくれる部分があります。

 

年齢を重ねても、自分らしく生きてゆくことの大切さ、人生も徐々に終わりに近づきつつある中で、それでも前向きにさまざまなことにチャレンジしてゆくことの尊さを教えてもらえるような気持ちになります。

私はまだ若い

私もアラフォーになり、つい「もう年だから」と考えて新しいことに挑戦することに腰が引けてしまうことがあります。

でも、人生はいつだって、「今日」が一番若い日なんですよねぇ。

他人と比較してどうか、ではなく、「今日は自分が一番若い日だ。」という「自分」を軸にしてチャレンジ精神を忘れずにいたいです。

 

私もパウルのように、老いても常に自分らしく、色んなことに挑戦してゆけるおばあちゃんになりたいなぁと感じました。