すきなものたち。

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すきなものたち。

好きなもの、好きなこと、日々の出来事について語っています。

真田丸 第30話『黄昏』/人生の黄昏時。いよいよ、天下人秀吉の最後が近づいてきた。

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前回29回では、天下人秀吉に老いの足音が忍び寄り、徐々に衰えてゆく様子が丁寧に描写され、のちの関ヶ原の伏線も描かれました。

 

sakuraho.hatenablog.com

さて、今回、秀吉は加速度的に老いてゆき、秀吉の死を見越して様々な思惑が動き始めます。

 秀吉の体調は悪化してゆくばかり。 

伏見大地震が発生し、昌幸が設計して完成間近だった伏見城は倒壊。昌幸はすっかり意気消沈の様子で、相変わらず吉野太夫のところに通いつめています。

 

土佐にはイスパニアの船、サンフェリペ号が漂着。

伏見地震で物入りになった秀吉はその船の積み荷を没収するために、バテレン追放令を利用することに。なんと全く罪のないキリシタンたちを捉え、耳をそぎ、鼻もそいで、磔にしてしまうのでした。

 

このシーンの秀吉。かなりぞっとさせるものがありました。

元々は自分が作った「漂着した船の積み荷を奪ってはならない。」という法が原因。

罪のない者から、勝手に財産を奪うようなことがあってはならない、ということから制定した法なのに、「じゃあ、罪があればよいのだな。」と。

 

これだけではありません。

明の使者の言葉に激怒した秀吉は大名たちに再び朝鮮へ攻め入ることを命じます。

誰も喜ばない、不毛な戦…。

そして、感情が高ぶった秀吉は、大名たちが見ている前で、失禁してしまいます。この時、機転を利かせた信繁が拾のしたことということにしますが、徳川家康の表情を見ると、全く納得していない様子。

 

常軌を逸した秀吉の振る舞いは、様々なうわさや憶測を呼んでゆくように。

虎視眈々と天下取りのチャンスを狙っている徳川家康も動き始め、本多正信に命じて、秀吉の様子を探らせる。本多正信は方々へ網を張って、情報を入手しようと画策。

 

おこうさんと稲の冷たい火花。そして稲にも変化が…。

稲の元には、父、本多忠勝から密書が繰り返し届きます。秀吉の体調を聞き出して知らせるようにとの指示。

その手紙を稲の元に届けるのは、おこう。

 

お互い、大きなおなかをしていて、しかもおなかの子の父は同じ。

ほぼ同時期の懐妊。

立場は現妻と元妻。

 

いや~、修羅場ですね。

現代と価値観が違うとはいえ、やはり気分のいいものではないですよね。

言葉には出さないものの、バチバチと冷たい火花が散ってるように見えました^^;

 

そして、稲にも変化が。

以前なら自ら進んで父に情報を知らせたであろう稲は、真田の子を産み、真田の人間としての自覚が生まれたのか。父から密書が届いていることを夫に打ち明けるのでありました。

前回に続き、いつもツンツンして、無愛想だった稲の、大きな大きな変化でした。

 

信繁は板挟みになって苦しむ。彼を救ったのは義父の言葉。

 源三郎は、信繁に秀吉の現状を訪ねますが、信繁は問題ないと答えることしかできない。兄を裏切っていると感じ、豊臣への忠義心と家族との間で板挟みになり苦しむことに。

 

しかし、そんな信繁の迷いを断ち切ったのは、義父である大谷吉継の言葉。

「己の信念に従ってみればよい。」と。

 

その言葉で、己の信念に従って行動する決意をした信繁は、兄に現実を打ち明けます。

 

信繁が、「今でにこんな風になりたいと思った人が2人いて、その二人ともに自分のようになるなと、言われた。」と言っていましたが。

これは上杉景勝と、誰だっけ??と考えていたのですが、もう一人は真田信尹、ですね^^

かなり初めの頃。上杉と戦っていた頃の話かと。

 

いよいよ、秀吉の死が近づいてくる…。

秀吉の死後を見据えて、様々な動きが活発化してゆきます。

家康のようにチャンスをうかがうもの、世の中が揺れた場合にどうすればよいかを考えるもの。そして、秀吉亡き後、どのようにして秀頼を守ってゆくか策を練るもの。

 

秀吉は上杉景勝に越後から会津に移るように命じます。

北の伊達と関東の徳川の抑えとして。

徳川が何かすれば、容赦なく攻め込むようにと、はっきりと景勝に思いを伝え、それどころか、秀吉は景勝に土下座船ばかりに、拾のことを頼み込みます。

久しぶりに景勝と直江のコンビが見られましたが、かつての秀吉の威厳というものはすっかり鳴りを潜めてしまいましたね。

 

そして、拾はわずか5歳で元服。秀頼と名を改めます。

 

醍醐の花見

とても有名なお花見ですね。

この花見は1300名もの人々が参加したと言われる絢爛豪華なビッグ・イベントでした。

この時、よほど楽しかったのか、はしゃいだ秀吉は、「花坂爺さんが見たい」という秀頼のために、木に登り、落ちてしまうのです。

 

この時の茶々の表情が、なんとなく恐く感じたのは私だけかなぁ?

あんなに老いた秀吉に木に登らせて平然としていたし、落ちても心配する様子はあまり見られなかったように感じたのですが…。

寧が必死に止めようとしていただけに、その差がはっきり見て取れて…。

 

そして秀吉は、このことがきっかけとなり寝込んでしまう日々が続きます。

認知症のような症状がどんどん進み、死んだはずの利休に呼ばれたと言ってみたり、信繁のことを忘れてしまったり。

 

この時の信繁の表情、切なかったなぁ。

確かにまだ期間はそれほど長くはないとはいえ、誠心誠意仕えてきた人に、存在をわすられてしまう。あれほどまでに明るくて、人間的な魅力と自信に満ちていた人物が、どんどん小さくなっていく。

仕方のないこととはいえ、心が苦しくなりました。

 

思いがけず秀吉と初めてであった時のことを再現することになり、それに黙って付き合う信繁。そして小さな子供のように秀吉を寝かしつけるシーンは、思わず涙が浮かびました。

 

いよいよ、来週は、秀吉が…。

家康と三成の駆け引きも本格化してゆきそうです。

 

その他気になったこと。

加藤清正

伏見大地震で、一番に駆けつける清正。

衰えた秀吉を目の当たりにして、事前に注意されていたにも関わらず思わず泣きじゃくってしまう清正。

いいなぁ。こういう取り繕ったところが見当たらない、まっすぐで熱い心根。大好きです。

でも、関ヶ原では敵にまわってしまうんですよね、確か。

 

片桐且元

秀吉からの形見分けでは片桐且元は金15枚なのに三成は金50枚と刀。

その差に、動揺する片桐且元

その他、ふすまを開けたらうっかり女性の着替えを見てしまったり、相変わらず胃の痛い日々が続いています。

シリアスなシーンでも、あの常に困ったような表情で和ませてくれる、おいしいキャラです。

 

今週の出浦殿。

昌幸パパが入れ込んでいた吉野太夫は実は忍びで、徳川のスパイ。

それに気づいた出浦殿が颯爽と登場して、始末をつける。

 

「同類は目を見ればわかる。」

 

相変わらず、素敵なおじ様です。

 

その出浦殿が、予告では「!!!」っていうことになっていたのですが、どうなるのでしょう…。本多忠勝にやられてしまうのでしょうか。

出浦殿と昌幸パパの掛け合いがなくなるのは辛すぎるので、どうかそんなことになりませんように。

来週はそんな風に心から祈らずにはいられない展開となりそうです。