すきなものたち。

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好きなもの、好きなこと、日々の出来事について語っています。

『軍師官兵衛』第44話「落ち行く巨星」

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秀吉は拾の行く末を阻むものはすべて取り除こうとしていた。

とうとう、わが子同然に可愛がってきたはずの甥の関白秀次に謀反の疑いを掛けて、排除することに。

 

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秀次は高野山に蟄居させ、すべての官職を召し上げることとし、それで十分だろうと考える秀吉に対し、茶々は不服そうな顔を見せる。

 

「拾の先行きをお考えください。」

 

茶々の言葉の恐ろしい意味を、すぐに秀吉は察した。そして苦しそうに咳き込む。

徐々に秀吉に衰えの色が濃くなってゆく。

 

秀次は、茶々の意がどこまで反映されたのかどうかは不明であるが、秀吉から切腹を申しつけられた。さらに秀次に連座して妻子ら39名が処刑。

わずか6歳の秀次の嫡男も、拾の許嫁であった幼い姫も殺された。

三条河原が血で染まるほどの惨劇だった。

 

止められなかったことで自分を責める如水。

 

そして、茶々は「秀次様のことはお気の毒でした。」と、しれっとした顔で北政所に言うものの、本心では気の毒とはつゆほども思ってはいない。政所もそれはわかっているが、しどうすることもできない。

茶々は政所の後姿を見送りながら、ニヤリをした笑みを浮かべるのであった。

 

わが子同然に可愛がってきた甥を失った悲しみを、子を持つ母として想像ができないものなのか…。茶々の、拾を天下人にするためなら何でする、という姿勢は、母の愛と呼べる代物ではなく、ただ常軌を逸し、道を踏み外したモンスターに見えた。

 

秀吉の衰えは止まることなく、夜中に寝小便をしてしまい、動揺するシーンもありました。 

真田丸』だと、片桐且元になすりつけたシーンですね^^;

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如水は秀吉に呼び出される。

現れた秀吉は、足元もおぼつかなくなり、衰えが明白に見て取れた。

 

秀吉は言う。

 

拾に災いをなすものはすべてを取り除く。

不安でたまらない。己を抑えられない。

 

そして如水にもう一度自分に仕えるように言う。

そばにいて欲しい。頼む、と。

利休や秀長、昔からそば近くで使えていた者たちは次々に死んでしまい、秀吉は孤独を感じていた。

 

如水は長政とは別に禄を与えられ、再び秀吉に召し抱えられることになった。

 

かつての名軍師がわずかな禄をもらって三成の風下ですっかりおとなしくしている。

如水にはそんな悪い噂を立てる者もいた。

 

如水の本心は…。

 

太閤殿下を止めることができるのは天のみ。天命が迫ってゆく。

殿下が変わってゆくのを止めることができなかった。

せめて殿下のそばにいて、最後まで見届ける。

それが殿下を天下人へと押し上げた自分の務め。

 

そう考えてのことだった。

 

その頃、ようやく朝鮮との和睦交渉もまとまりつつあるように見えた。

朝鮮からの講和条件が示されたが、そこに秀吉が指示していた条件は何一つ含まれてはいなかった。

激高した秀吉は、再び朝鮮に兵を出すと言い始める。

 

何としても挑戦と手に入れると、言い張る秀吉。

すでに冷静な判断もできなくなり、感情に流されるばかりで、肉体的にも知略の面でも衰えてゆくばかりの秀吉を、徳川家康は冷ややかな目で見ていた。

 

如水は秀吉に朝鮮行きを自ら志願する。

そこには自分が朝鮮に行くことで、この不毛な戦によって受ける傷をできる限り小さくしたいという思いがあった。

 

拾は秀頼と名を改めた。

 

徳川家康は家臣たちに言う。

 

自分は55歳、あと何年生きるだろうか。

太閤は60歳、もう長くはもたない。持ってあと2年というところだ。

長生きはするものじゃ。

 

秀吉の死が近づくたびに、天下は家康の元に近づいてくる。

そのことを家康はよく理解しており、秀吉の死後を見据え、虎視眈々と天下を手中にする機会をうかがうのだった。

 

名将小早川隆景にも死が迫っていた。

床に臥している隆景を朝鮮に行く前に如水が見舞う。

隆景の傍らには、その養子である小早川秀秋の姿があった。

のちの「関ヶ原の戦い」では、この秀秋の行動が勝敗を、そして豊臣の命運を左右することになる。

 

「おぬしは少々知恵が回りすぎる。良い知恵が浮かんだ時こそ、よくよく吟味するように心がけよ。」

高松城の水攻め、中国大返し。とことんしてやられた。まことに手ごわい相手じゃった。」

 

隆景は如水にそんな言葉をかけ、そのしばらく後にこの世を去った。

如水にとっても秀吉とともに、隆景ら毛利氏と戦ったあの日々は、とても充実した日々だった。

 

まとめ

ブチ切れて、再び朝鮮出兵を言いだす秀吉。

あんな理不尽な命令にも従うしかないのか…。ワンマン社長があんなだと社員は大変・・・・。

 

そして茶々の「秀次様はお気の毒でした。」という白々しいセリフ。

 

お前のせいじゃないか!と、私が北政所だったら、掴みかかって張り倒しているかも。

しかし戦に大切な人を奪われ続け、翻弄され続けた結果、彼女があのようになってしまったのかと思うと気の毒に感じる部分も全くゼロとは言いませんが、やっぱりそれでも感じ悪い…。あのニヤリとした笑み、観ていてムカムカする。

二階堂ふみさんの演技力、すごいですね^^;