すきなものたち。

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すきなものたち。

好きなもの、好きなこと、日々の出来事について語っています。

『真田丸』第38話「昌幸」/さらば、昌幸。それ以外にもナレ死が相次ぐ。

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関ヶ原の戦いで家康が勝利した後、信之の必死の助命嘆願の末、死罪は免れた昌幸と信繁は、紀州九度山へ幽閉になってしまいました。

 

家康が「生き地獄をたっぷり味わうがいい。」と捨て台詞を吐くシーンが印象的でした…。

 

sakuraho.hatenablog.com

 

九度山での生活が始まる。

 

で、九度山村での生活が始まりましたが、昌幸たちには監視が付き、村の外には出ることができません。村人たちもあまり歓迎されておらず、「早く赦免になって出ていっていください。」それとも「あの世に行ってくだされ。」とまで言われてしまう(;´Д`)

 

信之からの書状で、自分が与えた「幸」の字を捨てたことにショックを受ける昌幸。昌幸自身も祖父の幸隆から受け継いだ大事な字。真田家の嫡男である証でもありました。

 

「信之が捨てた幸の字をお前がもろうてくれんか。」

 

そう信繁に言います。

あぁ、だから信繁は真田幸村になるんだ…。

実際には信繁が生前に幸村の名前を使った形跡はないらしいのですが、世間では信繁よりも「幸村」の名前の方が知られていますよね。

 

あぁ、なんだか信繁の最期に繋がってゆく伏線に、ちょっと切なくなってしまいました。

 

そして上杉景勝会津120万石から米沢30万石に減封となり、いずれは上杉を頼ろうと思っていた昌幸の希望も潰えてしまった。呆然とした表情の御館さまの顔見るのも辛かったな…。

 

昌幸たちが終わりの見えない幽閉生活を送る一方で、家康は着々と天下をわがものにしてゆきます。

征夷大将軍に任命され、すべての武士の頭領となり、孫姫の千姫を豊臣秀頼に嫁がせ…。

さらには征夷大将軍の位を秀忠に継がせることによって、天下の政は「徳川」によって行ってゆくのだと世に知らしめます。

 

昌幸たちは信之を通じ、何度も家康に赦免を願い出るも、家康の怒りは大きく、決してその願いが聞き届けられる様子もありませんでした。

 

それでも最初の数年は、昌幸も希望を持っていたのです。赦免され上田に帰る日を心待ちにしていました。しかし、許される気配は全くない。

 

本多正信も、もうそろそろ許してやってもよいのではないか、と家康に進言してくれますが「安房守の名前二度と我らの耳に入れるな。」まで言われてしまうΣ( ̄ロ ̄|||)

 

もしかして、もう帰れないのではないか、との思いが昌幸の脳裏に過るようになってゆく。

 

今週のナレ死その1

 

家康が着々と進め、昌幸親子は九度山に幽閉され続けている。

その一方で今週はあの武将がナレ死しました。

 

本多忠勝

 

忠勝は戦場で一度も傷を負ったことがないそうです。戦の先陣を切り、またはしんがりを勤めるなど、危険で重要な任を負いながらも。勇猛果敢で男気溢れる武将で、娘を溺愛し、情に厚く、主君に逆らってまで、娘婿である信之の想いを汲んで、昌幸と信繁の助命嘆願をしてくれるシーンは強い印象を残しました。

 

孫の百助(稲の子)と仙千代(こうの子)に竹トンボを作っていて怪我をしたことをきっかけに隠居を願い出て、その数年後に…。

たかがかすり傷ですが、わずかな手元の狂いに自分の衰えを感じたのでしょうね。

 

竹トンボのエピソードの元になったと思われる逸話があります。

 

小刀で自分の持ち物に名前を彫っていた際に、手元が狂ってかすり傷をつけてしまったのだとか。そして、「本多忠勝も傷を負ったら終わりだな。」と呟き、その数日後に亡くなったそうです。

 

秀頼、家康と対面す。

 

時は流れ、太閤秀吉と茶々の息子である豊臣秀頼は立派な若者に成長していました。

 

加藤清正片桐且元に言います。

 

家康を秀頼公に会わせたい。

立派になった秀頼公を見れば豊臣の扱いも変わるのではないかと。

 

且元は清正の案に賛成し、すぐに家康にその旨を伝えます。

 

しかし、家康の返答は屈辱的なものでした。

 

上洛はするが、場所は家康自身が立て直した、自分の城である二条城。

しかも二人きりでなら会ってもよい。

 

徳川はあくまでも豊臣の家臣。

家康が会いに来るべきであり、秀頼が出向く必要などありません。

しかも護衛もつけずに二人きりとはあまりに危険だと清正は反対しますが、秀頼はこう言います。

 

どんな形であれ、大事なのは私と家康が会うこと。

差し向かいで会いたいならそうすればいい。それをおそれる私ではない。

 

秀頼がめちゃめちゃりりしいイケメンに成長してる!びっくりした!

演じているのは中川 大志さん。

あまりテレビを観ないので、存じ上げなかったのですが、凛々しくて立派な若武者ぶりでした。美丈夫なのは母方の血をより濃く引いたのですかね^^

思えば秀頼って織田と豊臣の血を引いてるんだね。改めて考えるとすごい血統だわ。

 

そして、印象的だったのは加藤清正です。

 

会うのは二人きりと言われているのに、秀頼に寄り添います。本多正信に止められても、聞く耳持たず。家康に下がれと言われても秀頼のそばを離れようとはしません。あくまでも自分は秀頼の家臣だと、だから秀頼を守るのだと全身で主張していました。

 

秀頼に促され、いったんは秀頼から離れようとするのですが、すぐに引き返してきて秀頼の顔が見える方に座り直します。

これって、こうすることに上座と下座を入れ替えたんですね。

最初に観た時はよく意味が分からなかったのですが、これで家康の方が下座、秀吉が上座、っていう風になったようです。だから正信もあんなに驚いた顔をしていたんだなぁ。

 

清正をここまでさせたのは、石田三成の言葉でした。

 

佐和山に蟄居する三成が、わざわざ清正を呼び、その耳元で何か小声で話しかけました。

あの耳打ちこそが、清正をうき動かしていました。

 

「儂が志半ばで倒れたら、豊臣家のことはお主に託す。命に代えてもが秀頼様をお守りしろ。」

 

あぁぁぁ、もう涙が…(ノд・。) グスン

三成はあの時に死をも覚悟しており、清正はずっとその三成の想いを心に秘めて来たんだね。

 

いよいよ、秀頼と対面する家康。

 

「豊臣の秀頼である!」

 

そこには、立派な若武者に成長した秀頼がおり、家康は動揺を隠せませんでした。

 

今週のナレ死 その2

 

秀頼「との会見の後、家康は本多正信と何やら話し込んでいます。

 

「これはいかんな。」

「いけませんな。」

 

立派に成長した秀頼の姿は家康に危機感を感じさせた。

あの有能な若武者はこのまま生かしておくわけにはいかない。生かしておけばいずれ徳川の天下の大きな障害となるに違いないと考えました。

 

「豊臣家はつくづく運がない。秀頼公が凡庸な二代目であれば生きのびることができたのに。」

 

本多正信も同意見でした。

 

この時に、家康は豊臣家を滅ぼしてしまおうと決めたのですね。家康自身ももうこの先は長くない。自分のところの二代目はかなり凡庸ですから、秀頼と自分のとこの二代目(秀忠)では勝負にならないと思ったんでしょうね。

 

そして、本多正信は恐ろしいことを言いました。

 

「あの髭面を何とかせねばなりませんな。」

 

髭面=加藤清正

 

加藤清正服部半蔵(の有能な二代目)に毒を盛られ、この会見よりしばらくのちに病に倒れ、亡くなりました(ノд・。) グスン

 

実際の死因にも謎があるようで、病気とも家康に毒殺されたとも言われているようです。

 

昌幸の最期

 

信繁の嫡男、大助が村の子供たちに「罪人の子」と呼ばれていじめられている様子。落ち込んでいる大助に昌幸はけんかに勝つ方法を教えます。

しかし、昌幸は突然苦しそうに胸を押さえて、倒れ込んでしまいました。

 

死期を悟った昌幸は、信繁に策を授けます。

昌幸は近々徳川と豊臣がぶつかることを予想していました。

 

「徳川と豊臣がぶつかったら、お前はここを抜け出して豊臣に付け。」

 

そして知将真田昌幸が10年かかって考えた、徳川を倒すための秘策を信繁に伝授します。

 

「わしの策は誰がやっても同じじゃ。大事な心得はひとつ。軍勢をひとつのかたまりと思うな。一人一人が重みを持っておる。それをゆめゆめ忘れるな」

 

最期の最期まで、諦めない昌幸。

自分は命が尽きようとしていて無理だったけれども、息子にすべての想いを託す。

寝たきりの状態ながらも、戦いのことを語るとその顔に生気が宿るようで、その姿は先週の出浦殿にも重なるものがありました。

 

昌幸も出浦も、戦いの中でしか生きられない男だったんだなぁ。

つくづくそう思いました。

 

昌幸の最期の時が近づいていました。

遠くに聞こえる馬のいななきと蹄の音。それは昌幸が仕えた武田信玄のものでした。

 

「御館様!御館様!」

 

起き上がり目を見開き、必死に手を伸ばす昌幸の視線の先には、はっきりとその姿が見えていたに違いない。

ずっと、御館様の治めた甲斐と信濃を取り戻すことだけを考えてきた。その気持ちはきっと信玄にも届いていたのでしょう。だから、迎えに来てくれたんだ…。

 

史実がこの通りなのだから仕方ない。

昌幸は二度と上田に帰れない。戦にも出られない。

それはわかっていたのですが、やはり戦の中であんなにも輝いていた昌幸なので、長引く幽閉生活の中で、徐々に気力も体力も衰えつつある姿は見るのが忍びなかった。

大阪の陣で、もう一度生き生きを戦う昌幸を見ていたかったな。

 

大坂の陣は1614年。あと三年です。

 

その他気になったこと

ここのところ、シリアスな展開が続いていましたが、今回は、特に前半は笑いのシーンが数多く盛り込まれていて、思わず笑ってしまいました。

はるの面倒くさい側面も徐々に明らかになってゆきましたし、佐助の秘めた恋?もあきらかに。

稲の彼女らしい強い言葉とその裏側の想い。寝込んでいるふり?をしている薫。離れ離れになってしまった真田家の人々も昌幸と信繁を案じています。

 

佐助ときり

 

えー。びっくり。

実は佐助はきりに想いを寄せていた様子。器用になんでもこなす様子を褒められて照れた様子を見せたかと思えば、自分が描いたきりの絵をプレゼント^^;

意外すぎる展開にびっくりです。まあ、片思いで終わるでしょうが。

 

きりとはる

 

以前、三成が語っていたように「あの娘は苦労するぞ。」という言葉がいよいよ、実感を持ってきました。

きりと信繁が信濃の里での思い出話をしているのを立ち聞きしてしまい、じっとりとした雰囲気を漂わせて立っていたり。苛立ちを晴らすために障子にずぶずぶと穴をあけたり。

 

でも嫉妬しているのはきりに対してではなくて、死んでしまったお梅だったのですね。

 

きりには負ける気はしないけれど、死んでしまった梅には勝てない。

そして生まれてきた娘に「梅」と名付ける。そうすれば信繁が梅の名前を口にするときは亡き妻ではなく、娘のことになるから。

 

うわー、じっとりしすぎて怖い…。

顔だけ見ると本当に可愛らしいのですが…。

しかし九度山幽閉中に二人の子供をもうけ、夫婦仲はよさそうです。きりはいつ側室になるんでしょうね^^;

予告によると、来週もう一人側室が現れるみたいですし。あの子は秀次の娘でルソンに行ってしまった人でしょうか?

 ひとつ家の下で…。信繁も色々苦労が絶えませんね^^;

 

板部岡江雪斎の予言?

 

びっくり~。

もう出てこないかと思ったら出てきた。板部岡江雪斎高野山北条氏直の御霊が眠っていて弔うために来たのだそう。もう自分も隠居するからって。その板部岡さんも1609年に亡くなります。

さりげなく座ってて、偶然を装ってましたが、あれはきっとあそこで待っていたのよね。

 

なんだか、予言みたいな言葉を残していきました。

 

お主の眼差しのの奥にはくすぶっている熾火がある。いずれその火を求めるものがやってくる。

 

いやー、あと少しで本当にそうなるんですよね。

 大坂の陣まであと少し…。