すきなものたち。

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

すきなものたち。

好きなもの、好きなこと、日々の出来事について語っています。

『リピーテッド』/目覚めるとすべてがリセットされてしまう。

【スポンサーリンク】

 

リピーテッド [DVD]

リピーテッド [DVD]

 

 

 

基本情報

 

監督:ローワン・ジョフィ

出演:ニコール・キッドマン/マーク・ストロング/コリン・ファース

製作:2014年/イギリス・アメリカ・フランス・スウェーデン

 

 1日しか記憶を保つことができず、寝て翌朝目覚めれば前日の記憶はない。そんな特殊な記憶障害を患った女性クリスティーンを巡るミステリー。

ヒロイン・クリスティーンを演じるのはニコール・キッドマン。クリスティーンを献身的に支える夫ベンを演じるがコリン・ファースという中々豪華なキャスト。

 

『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』と、ここのところ、コリン・ファース出演作が続いているのは全くの偶然。そういえば、『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』にはニコール・キッドマンも出演してたなぁ。

 

記憶障害に絡む映画は数多い。またか、という想いもありますが、それでも手に取ってみたくなるのは魅力的な設定だから。自分が何者で、過去に何があったのかわからない、という恐怖は自分の存在を根本から覆すもの。やはり心惹かれます。

 

ざっとあらすじなど。

 

朝、クリスティーンが目を覚ますとそこは見知らぬ場所で、見知らぬ男と一緒に寝ている。起き上がって洗面所に行くと、壁一面にクリスティーンと見知らぬ男のツーショット写真が貼り付けられていて、男は言う。「僕は君の夫のベンだ。」と。

 

ベンによると、クリスティーンは交通事故にあったことが原因で、記憶が一日しか保てないという記憶障害を患っているのだという。20代前半で記憶が止まっているが、本当は40歳。ベンは目覚めたら前日のことを忘れてしまうクリスティーンに毎日、同じ説明を繰り返していた。彼女が不安に思わないように、必要なことはあちこちにメモを残してある。

 

20代前半のつもりが朝起きたら40歳…。

お肌の弾力も失われ、おなかにも肉がつき始め、髪には白いモノも混じり始めた自分がそこにいる…。(※一般的な40歳について。クリスティーンは綺麗です^^;)

 

コワい、あまりにコワすぎる…(((( ;゚д゚)))

 

うへえ、考えただけでぞっとする。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン

 

教師をしているベンが出勤した後、電話が鳴り響く。

電話の主は医者だという。ベンには内緒で、クリスティーンの治療としており、記憶を取り戻すために、一日の終わりにカメラでその日の出来事を記録させていた。

 

医者の言葉通りに、クローゼットの奥に隠されたカメラ。記録されていた映像を再生してみると、そこにはクリスティーン本人からの警告のメッセージが録画されていた。

 

「夫はウソをついている。夫を信じてはいけない。」と。

 

自分はなぜ記憶を失ったのか?嘘をついているのは誰なのか?

 

この先はネタバレをしております。

 

【スポンサーリンク】
 

あなたは私の夫?

 

朝起きたら知らない場所にいて、同じベッドで知らない男が寝ている。

あれ?昨日お酒飲んだっけ?って、最初は思うかもしれないけど、しつこいけど20代前半がいきなり40歳ですから。なんかオカシイってすぐわかりますし、ものすごい恐怖だろうと思います。知らないうちに知らない人と結婚までしちゃってる。

そして、毎朝同じ説明を繰り返さなければならない夫も辛いだろうなぁと。

 

そこにかかってくる謎めいた電話。相手はナッシュという医者。ベンが仕事に出ている間、クリスティーンはナッシュと記憶障害を克服する「治療」を行ってゆくわけですが…。

 

そこでベンがついている嘘、自分が忘れている様々な事実が容赦なく突きつけられます。

 

・事故ではなく、殴られて放置されていたこと。

・しかも全裸でシーツに包まれていた。

・その直前にホテルで誰かと関係を持っていたらしいこと。

 

そして、治療の効果あってか、時折記憶の断片が浮かび上がってくるのだ。

 

・クレアという親友の存在

・自分には息子がいたこと。

・実は離婚していたこと。

 

どうして嘘をついていたのか、隠していたのか?

ベンを問い質すも、ベンにはそうせざるを得ない理由があった。

それはクリスティーンを混乱させないため、守るためだという…。

 

本当の原因を知らせるのは混乱させることになるから。

クレアは記憶障害が原因で疎遠になってしまった。

そして息子アダムの存在を隠していたのは、彼はこの世にもういないから。

子供の死という、残酷な事実を突き付けて苦しませたくなかった。毎日息子の死という事実を受け止めなければならないのは、あまりに辛すぎると…。

息子の死が原因で一度は離婚したが、後悔して戻ってきたのだ、「二度と離れない。」と涙ながらにベンは語る。

 

夫を疑いながらも、クリスティーンはベンの説明を受け入れる。夫は記憶を失って10年も献身的にそばで支えてくれ、愛してくれていたのだ、と。

 

まあ、しかし、それで解決!となるはずはありません。

 

真犯人は誰だ?

 

で、なんやかんや音信不通だったクレアと連絡が取れまして、ここでまた色々ありまして。

 

観るこちら方も、真犯人は誰だ?と疑いをアレコレ巡らしながら観てゆきます。

 

・お医者さんのナッシュ

友人からクリスティーンの症例を聞いていて顔も知ってて、たまたま公園で見かけて、声をかけた、なんて怪しすぎる!真犯人とグルでしょ?

 

・クレア

ずっと音信不通だったのに、いいタイミングで連絡先がわかってすぐに会えちゃうなんて、怪しすぎる!真犯人とグルなんじゃないの?

 

・ベン

コリン・ファースが悪人なわけがないので、怪しいけど、何かしら嘘をつく理由があるはず!

 

なんて、アレコレアレコレ。

 

しかし、コリン・ファースが悪人のはずないって思ってても、いきなりブチキレてクリスティーンを殴りつけたり、意識を失わせて都合の悪い記憶はなくさせたり…。

献身的な夫にはふさわしからぬ暴力的な行為がちらちらと目立ち始める。おぉ、やはりベンが真犯人なのか?と思わざると得ない状況に話が展開してゆく。

 

それでも、コリン・ファースを信じたいと願い続けた私。演じているのがコリンというのもあるけど、お話的にもそれだとあまりにひねりがなさすぎるじゃない?

だから、最後の最後まで信じようとしたんです、私はベンを。

 

しかし!

真犯人はベンのフリをしていた浮気相手のマイク!

クリスティーンに別れを切り出されて、逆上したマイクがぶん殴って放置していたのです。

んで、本当のベンと離婚したクリスティーンをベンのフリをして引き取って、一緒に暮らしていた、という。

もう、疲れたからマイクに戻りたいという偽ベンことマイクと大乱闘の末、クリスティーンはアイロンでぶん殴って、偽ベンことマイクを病院送りにしてしまいましたとさ。

 

自身も入院中のクリスティーンの前に本物のベンが登場し、息子のアダムは実は生きていてこちらもママの前に登場。

 

この本物のベンがちょっと悪人顔というか、献身的な夫というよりも胡散臭い雰囲気を醸し出しているように見えたので、ここでもう一度どんでん返しが来るのかな~と期待したのです。いや、実はこっちが黒幕で偽ベンは彼からクリスティーンを守ろうとしてたんじゃないの?なーんて。

 

でも、なーんにもなかった。

 

偽ベンことマイクは逮捕されたまんま…。

 

あー、うーん。

ほら、コリン・ファースがサイコな悪人のわけないって、先入観と私の個人的な願望がありまして。

偽ベンは実は善人であってほしいと、最後まで願ってたんですが、叶わなんだ…。

 

まとめ

完璧に間違った方向に期待してた私も問題ありなのですが、なんだろう、この物足りない感…。

確かに偽物のベン(=マイク)はとっても怪しげだったけれど、真犯人はもうちょっと意外性があってほしかったなぁ。あまりにも意外性がなさすぎじゃない?

それに記憶障害と言いながら、クリスティーンが自力で思い出したり、覚えてたり。難しいところなんだけど、ちょっと都合よすぎな感じがしちゃいました。

 

 ミステリーとしては一ひねりほしかったところですが、前半のクリスティーンの不安や疑念。そしてその心情を反映したかのような、陰鬱な風景。寒々しい木立や冷たい雨などはよかったと思います。回想シーンに出てくるホテルの廊下も、なんかホラーみたいだったし。

あと、クレアの会話の中で、本物のベンと偽ベンとの容姿が食い違っていることがわかること。本物のベンがクリスティーンとは離婚以来会っていないという事実が発覚するシーンは好きだったな。あの瞬間はちょっとゾクっとしました。

 

その他気になったこと。

 

アルバム

夫婦のアルバムを手作りしている偽ベン(=マイク)を想像すると、なんかおかしい。

 

守秘義務…。

たまたま知ってて、たまたま見つけて、声かけて、無料で治療…って。医者ってそんなんでいいの。

 

ほんとはアラフィフ

気持ちは20代前半だけど、身体は40歳。でも演じたニコールは1967年生まれのアラフィフ。アラフィフには見えない美しさです。

 

  記憶喪失モノいろいろ

 クリストファー・ノーランの名作。

 

メメント [Blu-ray]

 

ドリュー・バリモアのラブコメ。何度忘れてもまた恋をする。


50回目のファースト・キス コレクターズ・エディション [ ドリュー・バリモア ]

 

記憶をなくした最強スパイ。これもいちおう記憶障害モノ。

  


ボーン・クアドリロジー [DVD]

 

関連記事