すきなものたち。

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

すきなものたち。

好きなもの、好きなこと、日々の出来事について語っています。

『真田丸』第44話「築城」/いよいよ真田丸完成。あとは徳川軍 を迎え撃つのみ。  

【スポンサーリンク】

長い軍議の末にようやくまとめられた「籠城はせずに討って出る!」という結論を、茶々があっさりひっくり返してしまった。

 

sakuraho.hatenablog.com

毛利勝永らははその結果を聞かされ、驚きといら立ちを見せる。

「秀頼公は俺たち牢人を信じておられぬようだな。」

 

「勝てるのか?籠城で。」

「私はそのためにここに来た。」

幸村は籠城なら籠城で勝てる策を講じようとする。

 

一方、家康の元には「籠城」で決まったことを知らせる文が届けられる。

家康は「これで勝ったの。」とニヤリと笑うのでした。

 

城の南側に出城を

 

幸村の策。

それは城の南側に出城を築くことだった。

大阪城の一番の弱みは南。

西側に海、北と東にはそれぞれ川が流れ、天然の堀のような役割を果たしているのですが、南側だけが敵を遮るものがない。敵が攻めてくるとしたら、そこだろう。

 

「私が徳川なら、間違いなく南に本陣を置く。」

 

と、ニラんだ幸村は、まさにその場所に出城を築き、敵を迎え撃とうと考えたのだ。

父・昌幸ならばどうするか、考えた末の策である。

 

「籠城で勝つにはこれしかない。」

 

で、城の南側に出城を築きたいという話を大野修理の元に持って行くと…。

なんとすでにもう一人同じ申し出をしてきたものがいるのだという。

 

それは、後藤又兵衛だった。

又兵衛はなぜ、そこに出城を築こうと思ったのか?幸村は又兵衛にそれを尋ねる。

 

「俺はあそこで敵を迎えうつ。あそこに砦があれば、誰でも攻めたくなる。大暴れしてやるよ。」

「又兵衛殿はやはり死ぬ気だな。」

 

敵を迎え撃ち、派手に戦いたい、というのが又兵衛の願いだった。そして又兵衛はやはり死ぬ気だった。

死ぬなら思う存分戦って、華々しく散りたい。そんな思いから出たことだった。

 

幸村は言う。

「出城を築く役目、私に譲っていただきたい。私は勝てる出城を築く。」と。

そう言って、又兵衛に頭を下げる。

 

幸村は、父・昌幸から受け継いだ真田の軍略を用いた、見事な出城の構想を又兵衛に話して聞かせる。

「面白いじゃねえか。」

又兵衛は幸村の話を聞いて、出城を築く役目を幸村に譲り、そして大声で笑った。

前回までは幸村に反発してなんでもかんでも反対ばかりしていた又兵衛も、今では幸村にすっかり信頼を置いているのがわかる。子供っぽくて、やな感じ!って思ってましたが、今ではすっかり又兵衛のことも好きになりました。

 

そして、それぞれが存分に戦えるよう、幸村は最高の布陣を考え、毛利らもそれで納得する。

 

またしても反対

 

だがしかし!

またしても織田有楽斎と大蔵卿局がその案に強硬に反対する。

金で集まってきた牢人たちは、金で簡単に心を変えてしまうかもしれない。

そんな牢人たちを信じることはできない。要所の守りを牢人に任せることなど絶対にできない。頑としてそう言い張る。

大野修理や木村重成らも「牢人たちを信じてやってもよいのでは。」と、意見をするものの、大きく反発をする有楽斎と大蔵卿局…。

 

挙句の果てには真田さえも信じることはできない、と。

兄が徳川方にいるから…Σ(´д`;)

だったらわざわざ呼びに来るなよ、って言いたくなった…。

 

「作り直しじゃ!作り直しじゃ!」

挙句の果てには、せっかく幸村が作った布陣図を丸めてくしゃくしゃにしてしまう。 

 

で、出来上がったのは、幸村提案の出城もなくなり、五人衆の名前も外された布陣図。

当面は豊臣譜代の家臣で城の守りを固める、という。

もう、そんな悠長なこと言っていられる事態ではないんですけどね…。

 

「もういう。俺は降りた。ここに俺たちの居場所はない。」

毛利勝永はそれほどまでに信用されていないなら徳川につく!と言って、大阪城を去ろうとする。キリシタンの明石全登には禁教令を出した徳川軍につくわけにはいかないので、明石を除いて、又兵衛、長宗我部もそれに同調しようとするが…。

 

「早まるな。私に預からせてくれ。御上様に掛け合ってくる。」

 

幸村は茶々に直談判に行くも、あえなく却下。

茶々は本当にもう誰も信じられなくなってしまっている。

彼女が生きてきた人生を思えば、仕方ないのだけれど。

この追い詰められた状況で、信じる者がいないというのは、あまりに辛い。

それでも、この状況でも無邪気そうな笑みを幸村に向ける様子が、哀れに感じてしまった。

 

しかし、ここでやってくれるのが大野修理。

 

「腹はくくった。戦をするのはそちらだ。思うようになされよ。私のことは気にされるな。頭の堅い奴らに任せていては戦には勝てぬ。すぐに出城作りに取り掛かられよ。」

 

と、内緒で出城築城にOKを出してくれる( ̄ー ̄)ニヤリッ

これまでのドラマなどでは、どちらかというと牢人たちを信じていない側の人間として描かれることが多かったように思うのですが、今回は違うねぇ。

めちゃめちゃかっこよかった!

 演じているのは今井朋彦さん。

調べてみたら『軍師官兵衛』にも出演していたらしい。うーん、覚えてないなぁ。顔には見覚えがあるんだけれど。

 

作兵衛も大阪入り。様々な人たちの想い。

 

いよいよ、作兵衛も大阪にやってきた。佐助も戻ってきた!

作兵衛から梅と幸村との間に生まれた娘・すえが仮祝言をあげたことを知らされ、嬉しそうな顔を見せる幸村。離れていても父親であることには変わりない。

父親らしいことをしてやれず、申し訳なく思うこともあったに違いない。

作兵衛に「苦労をかけた。」としみじみと礼を言う姿が印象的でした。

 

そして作兵衛からは、真田の軍勢も徳川軍の一員としてこちらに向かっていることを知らされる。

「すべてはさだめだ。」

仕方にないこととはいえ、ふと考え込むような表情を見せる。

兄・信之が心配したことは、当たっていたのかもしれないなぁと思いました。

 

その兄・信之のことづけを届けるために、踊り子のフリをして甥っ子たちの元を尋ねた松。

戦になってもできるだけ後ろの方にいてじっとしているように、と父の命を伝える。

信政は反発したけれども、信吉はこれを受け入れる。

そして、信誠と三十郎の何かを考え込むような表情も印象的でした。

 

信誠と三十郎は、先代・昌幸の無念の想いや、離れ離れになってしまった父と弟に対する信之の想いを十分すぎるほど知っている。

幸村の行動も、それを受けての信之の言葉も、その両方の想いが痛いほどにわかったに違いない。そして特に三十郎は、できるなら、自分も幸村の元に飛んでゆきたいって、思ったかもしれない…。実際にはできないことだけれど。

 

で、信之と言えば、お通さんと何やら心を通わせている様子…。

しかし、あの稲の目をごまかすことなどできるはずもなく、稲は何かを感じた様子。次回は修羅場でしょうか…。

 

それにしても稲にも誰にも言えない信之の本心。

14年前の戦で、自分だけが徳川につき、その徳川が勝ったせいで自分が大名になったこと、それは全然嬉しいことではなかった。

その苦しみを語るシーン、ちょっと切なかったな。

九度山への仕送りも稲に内緒だったんだね。

かつて自分が敵味方に別れて戦ったと思えば、今度は自分の子供たちが弟の敵になる。身を切られるような想いだったに違いない。

 

またまた反対。

 

こっそり内緒で出城の建設に取り掛かり、真田軍が着用する鎧を作兵衛に作らせたりして、順調に進むかと思いきや…。

 

有楽斎にバレまして。

またも有楽斎と大蔵卿局らに、キリキリと締め上げられる大野修理。この人も間に挟まれて、辛い立場の人だよなぁ。

 

秀頼も頑張って、「左衛門佐は信じてやりたいのだが。」と言うのですが、

「あれの父親は裏切に裏切を重ねて生き残った男でございますぞ!」と有楽斎。

 

まあ、この言葉は確かにその通りなんだけどさ

 

大野修理もけっこう頑張ってはくれたんだけど、ぎりぎりでやっぱりちょっと弱いかなぁって思った。

「何のことやら。」って。

自分が内緒で許可したのに、最後の最後でそれはなかったことになってる…。

そこはちょっと残念。

「私が許可をしました!」って、最後まで貫き通してはっきりと言ってほしかったかも。途中までは頑張ってくれたんだけどね。

 

で、毛利と後藤はまた城を出ようとするのだが、幸村は彼らの誘いをきっぱりと断る。

 

「豊臣を見捨てることはできん。」

 

その様子を、秀頼が見ていて。

ここでようやく、秀頼がその成長ぶりを見せてくれます。

 

「この出城を仕上げよ。儂が許す。」

「儂はそなたたちを信じておる。」

 

そうはっきりと幸村たちに言い、ようやく牢人たちと心を通わせることができたようです。

 

そして茶々にも真正面から反論する。

 

「この城の主は私です。」

 「この戦、牢人たちの力を借りねば、われらの負けでござる。」

 

秀頼に思いがけず反論されて、驚きながらも、少し嬉しそうな表情を見せた茶々。

彼女の複雑な母親としての心情を表していたように思う。

 

秀頼は、有楽斎や大蔵卿局みたいな、ダメダメな人じゃなくて、もっと支えてくれるいい人材に恵まれていたならきっと立派な殿さまになっただろうに。

大蔵卿局なんて、ただの乳母じゃない!って思うけど、育てた子が偉くなると、乳母も偉いみたいになっちゃうもんなんだね…。表情ももの言い方もすべて憎らしくて腹が立ちますゴ━━━(#゚Д゚)=○)`Д)、;'.・━━━ルァ!!

ここまで憎らしく演じることができるなんて、女優さんって本当にすごい…。

 

 

真田丸完成

 

秀頼の許しを得て、幸村は堂々と真田丸の築城に取り掛かる。

 

大阪城では作兵衛に作らせていた鎧も出来上がってきた。

それは「赤備え」

元々真田が仕えていた武田家の赤備えに倣ったもの。武田の赤備えは武勇の証。

 

「われらは関ヶ原で苦渋を舐めた。真の戦を体で知っている。」

「一方、敵はどうだ。ほとんどが戦場を知らぬ者たちだ。この差は大きい。」

 

幸村のその言葉は確かで、徳川方には戦の基本である「仕寄せ」の方法もまともに知らない者たちばかり。

家康&本多正信のおじいちゃんコンビが、「儂が教えてやるわ!」と正しい「仕寄せ」を生き生きしながら皆に教えておりました。秀忠が止めるのも聞かず(笑) 

 

ちなみに「仕寄せ」とは…。

城攻めの時に味方の軍勢が己の身を守りつつ、城壁へ進んでいくためのもの、らしいです。

 

家康の元には大阪方の布陣図がもたらされる。

先の籠城策を取ることが漏れていたことと言い、どうやら内通者がいるらしい。

ちなみに私の予想は有楽斎。

 

そして、家康はそこに築かれた出城と、そこを守るのが真田幸村であることを知り、激しい動揺を見せる。

「また真田か!」

家康の脳裏には、過去に何度も煮え湯を飲まされた、あの真田昌幸の顔が浮かんでいたに違いない。

 

で、色々ありましたが、ようやく出城が完成。

六文銭をあしらった真田軍の赤い旗がはためく。 

 

「これで私も城持ちになった。」

「城の名前は決まっている、真田丸よ。」

 

で、ここでいつものオープニングがどーんと。

この日はオープニングがなくて、いきなり有働さんのナレーションで始まり、驚きましたが、まさか、ラストにあれを持ってくるなんて…。

ぞくぞくしてしまいました…。

 

【スポンサーリンク】
 

その他気になったことなど。

 

こんなにも勝つために必死に頑張っている者たちは、みんな死んでしまうんだ…。

そう思うと、今から胸が痛くて、今日はずっと泣きそうになっていました。 久しぶりにお館さまと直江も登場したし…。あぁ、もう最終回に向けて一気に走り出した感じで、これからきっと毎回泣くんだろうと思います。

 

出雲阿国

すっかり忘れてたけど、そう言えば松は記憶喪失で行方不明になってた時期もありましたっけ。で、その記憶喪失の松を拾って踊り子に加えてくれた出雲阿国が再登場。かと、思ったら2代目。服部半蔵も2代目だし。時が随分と流れたんですね。

 

しょんぼりしたお館様

お館さまこと上杉景勝と直江兼続が久しぶりに登場。二人とも、関ヶ原で負けて苦労したのかな。すっかり年を取った様子…。お館さまのしょんぼり具合が切なかった。

大阪城に幸村がいると知って見せる、景勝の動揺した表情。本当なら、景勝も気持ち的には豊臣方につきたかったのかもしれない。

 

メンチ切り合い

又兵衛と大野主馬のメンチ切り合いが面白かった。二人ともだいぶヤンチャそうだもんね^^;

 

真田丸跡地

 

しばらく前に、真田丸跡地を尋ねました。

この日の放送で紹介された、三光神社、心眼寺にも足を運びました。

今日、映像で完成した真田丸の様子を観て、私がいたあの場所にこんなのがあったのか!と改めて背筋が伸びる思いでした。

 

 


NHK大河ドラマ「真田丸」オリジナル・サウンドトラック [ 服部隆之 ]

 

 


真田丸(完結編) [ 三谷幸喜 ]

関連記事