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『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』その肌の下にあるもの。

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本日の映画は『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』

主演はスカーレット・ヨハンソンです。

綺麗な女の人に道を聞かれて、喜んで案内してる男性が宇宙人のターゲットにされる、というこの作品…。

 

スカーレットが脱ぎます!

 

『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』

 独特な雰囲気の映画です。

これは、かなり独特な!!

スカーレット・ヨハンソンが脱いでるっていうことで話題になっていて、私も彼女の裸を目当てに観ましたが。

たしかに、ものすごい脱ぎっぷりで。

特にラストでは「え?そこまで脱ぐの??」っていうところまで脱いでしまう、徹底した脱ぎっぷりを披露してくれます。

しかし、これは非常に独特な映画なので、スカヨハの裸とか、『スピーシーズ 種の起源』みたいなのを目当てに観ちゃった人はつらい思いをするかも。(←私だ!)

***

冒頭から、セリフもないまま、話が進んでゆきます

一台のバイクが夜道を疾走するシーンから始まります。

バイクの男は、林の中から女の死体を抱えて戻ってくる。

そして止めてあったバンに死体を乗せる。

真っ白い鏡のような不思議な場所で、全裸のスカーレット・ヨハンソンが、死体になったスカーレット・ヨハンソンから服を脱がすという??というシーンから始まります。

いったい、“彼女”は何者なのか、バイクの男の正体は?

 

一切説明なし。

 

“彼女”は美しくメイクを整え、妖艶でセクシーな容姿を利用して、男たちに声をかけ、誘惑して、捕食する。

誘惑された男たちは、女の裸に見とれながら、鏡のような漆黒の沼に沈んでゆく。そして皮を残して「捕食」されてしまうのだ。

その繰り返し。

 

なんかのギャグか?と思うくらいに繰り返される。

そろそろ話が展開してゆくかな、何かあるかなと思うんだけど、相変わらずまともにセリフもないまま進んでゆくんです。

何とも独特な…

主人公なのに、名前さえない“彼女”は、たんたんと「捕食」し続ける。

家族はいるのか、一人暮らしか、待っている人は?話しかけて質問して相手の背景を探り、いなくなっても問題なさそうな人間を見極めて。

そしてバイクの男は、“彼女”を守るように“彼女”が残した痕跡を消してゆく。

“彼女”は溺れている人を助けよう海に飛び込んで、自らが溺れてしまった人さえも殴りつけてトドメをさし、捕食する。

人気のない海辺に残された赤ん坊には見向きもしない。

人が溺れるということも、それを助けようとする人がいることも、親の姿が見えなくなり泣き叫ぶ赤ん坊も“彼女”には理解できないものだったから。

人間はあくまで「食べ物」にすぎない。

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“彼女”は「何か」に目覚めてしまう。

病を患っているせいで奇形の26歳の青年は、夜中にスーパーに買い物に行く。

その外見のせいでからかわれるから、人気の少ない夜中じゃないと行けないのだ。

しかし“彼女”は、おそらく「奇形」という概念さえもなかったのだろう。

青年に対し、顔をしかめることもせず、ごく普通に接して、普通に会話をする。

そして彼の手を「きれいな手」だと言うのだ。

青年は初めて女性に触れて部屋に誘われ、夢じゃないかと自分の手をつねるほど嬉しかったのだ。

そんな彼に出会ったことが“彼女”を変えた。

“彼女”は彼を捕食できなかった。

気の毒に思ったのか、それとも奇形だから捕食できなかったのか、

わからないけれど。(まあ、でも、結局この青年はバイクの男に隠滅されてしまうのですが。)

もう“彼女”は男たちを漆黒の沼に沈めることができなくなってしまった。

したくなくなってしまったんだろう。

人間に感情があるということに気づいてしまったからか。

“彼女”が何を思ったのかは一切説明がない。

エイリアンの孤独

“彼女”は人を捕食することを止め、車を乗り捨て、あてもなく歩いてゆく。

人間と同じように、ものを食べようとするが食べられない。

人間と同じように、セックスしようとしたけれどもできない。

(起き上がって、自分のをすっごい見てたけど、あれってどうなってるんだろうね?)

荒涼としたスコットランドの情景に、“彼女”の心情が重なる。

冷たい雨が降り、霧に煙る森を一人で歩いてゆく“彼女”の孤独。

正直、何だこれ?とも思いましたよ。

思いましたけれども。

ただ、かつてのように男たちを捕食することができなくなってしまった“彼女”の「悲しみ」の描き方がとても美しかった。

きっと、“彼女”は自分の胸に湧いてきた感情の名前さえ知らなかったのだと思うけれども、“彼女”の「悲しみ」と冷え冷えとした風景とのマッチングがとてもよかったと思う。

人気のない山小屋で、つかれた体を横たえたとき、“彼女”に胸にどんな思いが去来していたのだろう?

そして残酷な人間の欲望が、“彼女”に襲い掛かる。

雪の舞い落ちる白い空に立ち上る黒い煙。

その煙に誰にもその存在を知られることのなかったエイリアンの、ひっそりと世界の片隅で生き殺された“彼女”のさまざまな思いがこもっていたのです。

『スピーシーズ 種の起源』みたいな映画を想像してみちゃったので、肩透かしは食いましたけれども。

方向性としては嫌いじゃないよ。

賛否両論みたいだし、意外にこういうのが今後カルト的人気の映画になっていくかもしれないな

と、思ったらプロが選んだSF映画100選に選ばれていました。

万人受けはしないけれども、やはり評価は高いらしい。

>>【おすすめSF映画】プロが選んだランキング!『SF映画ベスト100』映画史上に残る名作ばかり。情報誌Time Outロンドン版より

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