すきなものたち。

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すきなものたち。

好きなもの、好きなこと、日々の出来事について語っています。

『ルノワール展 オルセー美術館・オランジェリー美術館展』にて日本初来日の名画を堪能。

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ルノワールの名画、「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」

華やかなダンスパーティーの様子を描いたこの作品は、昔使った美術の教科書にも掲載されていたほどの名画で、印象派の巨匠ルノワールの代表作。

 

その名画が、日本初来日するという。これは行かねばならぬと思いながらも、うかうかしているうちに会っという間に会期末になってしまいました…。いつもぎりぎりになってしまうのよねぇ。

 

会期末、最後の週末の午後。大きな混雑が予想される時間帯ではありますが、覚悟して行ってまいりました!あぁ、素敵でした。頑張って行ってよかった!

 

午後15時を少し過ぎたころに、国立新美術館に到着。朝からの土砂降りの雨は一段落し、つかの間の晴れ間がのぞき、蒸し暑さが辛い天気でした。その後も、夜まで雨は降ったり止んだりを繰り返していました。

 

会場に入るまでおよそ20分待ちの表示がされており、入場待ちの人々が行列をなしておりました。夏休みということもあるのか、お子さん連れの方もいつもより多めだった様な気がします。

 

表示通り、20分程度並び、会場に入ると…。中も人、人、人!大変な人出でした!

特に展示の説明のパネルの前には人が溜まってしまっていたので、じっくりすべての説明パネルを読むのはちょっと厳しいかも。混雑のため人の流れが非常にゆっくりなので、流れに乗って読んでゆけば時間がかかりすぎるし、流れを外して後ろから覗くと人の頭に遮られます。音声ガイドを聞いてる方も多くいらっしゃるので、どうしても有名作品の前には人が溜まりがちになります。

 

こればかりは仕方ないですね~。小さな作品やパネルはある程度、ざっと見て、気になる作品は近づいてみるということにしました。この後も別の展示に行く予定だったので、時間と体力の温存をはかりました。

 

ルノワールは、日本でも大変な人気画家なので、ほとんど毎年のようにどこかでルノワール展をやっているような気がします。ルノワールがメインじゃなくても、印象派全体の企画展も多いですし、去年は「モネ展」もありました。私も大好きなので、毎回のように足を運んでしまいます。

 

幸せの画家ルノワール

ルノワールは「幸せの画家」と呼ばれています。

見ていると本当に幸せな気持ちになれますもんね。

 

明るい色彩と、柔らかい光。

なめらかな肌と、ふんわりとピンク色のほっぺた。

特に女性や子供を描いた作品は、微笑ましく、優しい気持ちになれます。

 

人生の終盤に差し掛かり、リウマチを患ったルノワールはそれでも、創作意欲を失わず、手に筆を縛り付けて、自分の幼い息子の絵を描きました。

 

赤い服を着て、こちらを見つめる息子ジャンの、まるで女の子のような愛らしさと言ったら!父親としての、深い深い愛に満ちているように思いました。

 

『都会のダンス』『田舎のダンス』

 

この二つの作品が揃って来日するのはなんと45年ぶり!私もまだ生まれる前のことです。

 

『都会のダンス』

都会的で、洗練された白いシルクのドレスを身にまとったモデルは画家ユトリロの母です。ドレスの幾重にもシルクを重ねた裾が非常に美しく、シルクのつやつやとした質感と、ふんわりと広がった裾の空気感が、十分に表現されていました。

 

『田舎のダンス』

『都会のダンス』と比較して、素朴な雰囲気に溢れたこの絵のモデルは、のちにルノワールのモデルになる女性です。白地に赤の小花柄のドレスに赤い帽子をかぶり、きらめくような笑顔をこちらに投げかけています。

 

『ピアノを弾く少女たち』

こちらも名作ですね。

愛らしい二人の少女、姉妹でしょうか。つややかな金色の髪をリボンで束ねた少女が、ピアノを弾いているのを、もう一人の少女が覗き込んでいます。背景に見えるカーテンや、ピアノの上に飾られた花瓶の花からも、少女たちが裕福な家の出であることがわかります。

調度品や衣装、アクセサリーなども絵画を楽しむポイントのひとつですよね。ルノワールは、ドレスやアクセサリーのきらめきの描写がとても美しいので、その点でも大好きな画家です。

 

『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』

 

一番の目玉作品『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』

 

日本初来日の名作です。優しい木漏れ日が差し込むモンマルトルのダンスホールで、踊りやおしゃべりを楽しんでいる若い男女の姿が描かれています。

 

この絵は、特に大変な人だかりができていました。しかし、係員が適切に誘導してくれて、きちんと列になって見学できますので、混乱は感じません。

近くで観たい場合は、歩きながら。立ち止まってゆっくり見たい場合は、少し遠くから見ることになります。

 

このほかに、最晩年の傑作『浴女たち』やルノワールからインスピレーションを得たとされる40歳年下のゴッホの作品など、見ごたえ十分な展示でした。

 

実はちょうど、次回の海外旅行はフランスにしようか、と考えてるところでして。その時に、オルセー美術館で、もう一度、この絵に出会いたいなって思いました。

 

幸せの画家ルノワール。その呼び名の通り、幸せな気持ちを存分にいただくことができました。

 

忙しさと節約したいという理由で、なかなか美術館に足が向かなくなっていたのですが、やはりアートに触れる時間は私には大事な時間なのだと改めて痛感しました。

 

この日は美術館はしご。この展示を見た後、ミッドタウンのサントリー美術館に向かいました。

  

展示概要

 

オルセー美術館・オランジェリー美術館所蔵 ルノワール

 

会期:2016年4月27日(水)~8月22日(月)

 

開館時間:10時~18時

 

会場:国立新美術館

 

アクセス:東京メトロ千代田線 乃木坂駅6番出口直結

               都営地下鉄大江戸線 六本木駅7番出口から徒歩約4分

               東京メトロ日比谷線 六本木駅 4a出口から徒歩約5分