真田丸

『真田丸』最終回/日本一の兵・真田幸村の見事な生き様。最後まで諦めない姿に涙が溢れました。

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前回では戦いを共にしてきた盟友たちが、次々に討死し、豊臣方は追い込まれてゆき、幸村は妻子を大坂城から脱出させ、きりの長年の想いがようやく報われました。

さて、いよいよ最終回となりました。

1年間通して観続けたドラマもいよいよ終わりなのかと思うと、とてもさみしい気持ちです。史実を変えることができない以上、結末は悲しいものになるとわかっていますし…(ノд・。) グスン

『真田丸』第50話感想

戦いの時が迫る。

いよいよ、豊臣と徳川の決戦の日を明日に控えた大阪城にて。

(たぶん)真田十勇士らしき兵士たちと会話を交わす幸村。明日は負けると思っている彼らに幸村ははっきりと負けるつもりはないと断言する。

「私は命が惜しい。だから明日も決して死なん。」

「命を惜しめ。そして必ず勝て。」

と、そのように言うのでした。

最後の最後で、十勇士(らしき人々)が登場~。

それぞれ個性的な風貌で、まず冒頭で笑わせていただき、心を和ませていただきました。

悲しく、シリアスな展開の最終回になるかと思いきや、最後まで三谷さんらしい小ネタを楽しませていただきました。彼らはダメ田十勇士というキャラクターなんですね^^

そういう短編ドラマがあるらしい。演じていたのも松村邦弘さんなどの芸人さんたちでした。

そして誰もが負けと死を覚悟しているなかで、諦めていない幸村の強さ。

刻々と状況が悪化してゆく中でも、その状況の中でどこまでも最善を尽くそうとする姿は最終回まで変わることはなく、心を打ちます。

幸村は厨房の与左衛門の元へ向かう。

厨房で、または酒や料理を差し入れる際に仕入れた情報を徳川に流していた与左衛門は、娘を太閤に手込めにされ、それを苦にした娘が命を絶ってしまった(妻も一緒に)、という過去があった。それ以来、豊臣と大坂城の終わりを願い続けてきたのでした。

どのような事情があれ、間者を生かしておくわけにはいかないと、幸村は与左衛門を切り捨てようとするが、それより前に、自ら腹を串で刺して自害をはかる。

しばらく前の回で「妻子はない。」と与左衛門が語った時に、何かあるなと思った人は多かったと思いますが、やはり何かありましたね…。

それにしても太閤…(`・д・´)

自分が他人の妻子にしたことが、自分の妻子に跳ね返ってきてしまったようです。

人の値打ちは時が決める。

「本日はお味方総がかりでまいります。」

幸村は最後の軍議で決戦の策を秀頼に披露する。

毛利と幸村で天王寺口に陣を置き、そこから徳川家康の本陣目がけて突撃をしてゆく。

そこで満を持して秀頼自らが豊臣の馬印である千成瓢箪を掲げて出馬すれば、牢人たちの士気はあがり、一気に徳川軍に襲い掛かる。そうすれば、この戦は豊臣が勝つ。

戦に勝つためには、秀頼の出馬が絶対条件だった。

「必ずや家康の首、取ってご覧入れまする!」

力強い幸村の言葉に、その場にいた一同が力強く頷く。

誰もが戦に勝つつもりでいた。

圧倒的な不利な状況に、すでに負けと死を覚悟し動揺する茶々に対し、幸村は言って聞かせる。

「茶々様は悪い夢を見てこられたのです。それもまもなく終わります。左衛門佐が連れ戻して差し上げます。」

そして、今後の策を茶々に授ける。

家康の首を取り戦に勝てば、和睦の交渉が始まる。その時は強気で和睦の条件をつきつけること。

そして万が一にも家康を討ち損じた時には、千姫を和睦の使者として秀忠の元へ向かわせるように言い聞かせる。千姫は必ず皆を救ってくれる。生きのびる道が拓けるはずだと。

「決して望みを捨てなかった者のみに道は開けます。」と。

茶々は幸村の言葉で、落ち着きを取り戻す。

鎧を身に付け、戦支度をする幸村がぽつりともらす。

「私は私という男がこの世に生きた証は何か残せただろうか。」

それを聞いていた内記は言う。

「人の値打ちは己が決めるものではない。時が決めるものでございます。」

戦国の世に義を貫き通し、あの徳川家康と渡り合った武将は「日本一の兵」として長く語り継がれていくだろうと。

大切なのは、どう生きたか、だと。

「行って参る。」

幸村は笑顔を浮かべてそう内記に言いながら、城を出てゆく。

いよいよ、戦いが始まろうとしていた。

策を巡らす本多正純。

秀頼が出陣すれば、徳川の陣にいる豊臣恩顧の大名たちの間にも動揺が走り、士気が下がることになる。

それを心配する家康に対し、本多正純が策を巡らす。

父・正信に比べてイマイチ甘さもあった正純ですが、今回の策は父譲りの見事な策でした。

まず真田幸村が徳川に寝返ったと噂を流す。

その上で、文を出して降伏を呼びかける。牢人たちを召し抱えることを許し、四国を与えるなど秀頼が望むこと条件を書いてやればいい。そうすれば、秀頼は出馬をためらうはず。

そして、この策が見事に当たることになるのです…。

すっかり騙されてしまうのす、あの大蔵卿局が…(#`皿´) ムキーーーー!

「なりませぬ。」

「罠かもしれませぬ。」

「お城を出てはなりませぬ!!」

もう、最後の最後まで牢人を疑ってばかりの大蔵卿にもイライラしましたが、それに流されてしまう秀頼も何なの…。

最後くらい自分でしっかり判断してよ~!!って思いました(`・д・´)

「真田が本当に裏切ったのかもしれない。」

秀頼の脳裏によぎった疑念。

しかも、真田が寝返ったことの証人としてあの与左衛門が登場。

そう、自害したけど死に損なっていたようで、幸村が徳川の間者と会っていたところを見つけてしまい、口封じにやられたと嘘をついたのです。

あの時に、斬ってしまえば、トドメを刺しておけばよかったのに…ヽ(TдT)ノ

開戦。

幸村の本陣。

秀頼の出馬を待って攻撃を仕掛ける予定の幸村と毛利は、秀頼の出馬を待ち続けている。

なかなか現れない秀頼は「大蔵卿のばばあに止められているのではないか?」と毛利勝永が言いますが、まさにその通り。毛利は大蔵卿の行動をすっかり読んでいるようで(  ̄っ ̄)ムゥ

馬印の千成瓢箪だけは戦場に持ってきており、最悪の場合でもこれがあれば、秀頼が戦場にいるとごまかせるはず。

しかし秀頼の出馬が遅れている中で、思いがけず戦が始まってしまう。

徳川勢に鉄砲を撃ちかけられた毛利隊が反撃して打ち返したのだ。もはや後には引けない。

「家康の陣で待っている。」

そう言って、毛利勝永は出陣してゆく。

毛利の軍勢は強かった。

毛利軍は破竹の勢いで、徳川の陣に攻めかかり、次々に徳川軍を撃破してゆく。

「真田同士で戦ってはならぬ。」という父・信之の言葉も、大将である兄・信吉の言葉も完全に無視して、勝手に戦いに行ってしまった真田信政もあっさり撃破…。

相変わらず困った信政くんでした…。

幸村は茶臼山の本陣で、大助を呼び、大助に大阪城に戻り、秀頼に出馬を促すように命令を出します。

「父上のそばにいとうございます。」という大助でしたが、父の言葉に従い、大阪城に戻ってゆく。これが親子の今生の別れになります。・゚・(ノД`)

「目指すは家康の首、ただひとつ!!」

幸村は家康の本陣に向かって、馬でかけてゆく。

すぐそこに迫ってきた幸村に、おそれをなした家康は馬印を残したまま、本陣を後にする。

徳川家康の馬印が倒されたのは、武田信玄と戦い敗れたあの「三方ヶ原の戦い」以来でした。

追いつめられた家康は、とうとう死を覚悟し腹を切ろうとするのですが…。

しかし、そこで戦の流れが変わる出来事が起きてしまう。

大野修理が秀頼に再度出馬を促すために大阪城に戻り、その時に馬印「千成瓢箪」も城に持って帰ってしまう。

馬印が大坂城へ=秀頼が戦場から大阪城へ逃げ帰った。

これは負け戦だと思い込んだ雑兵たちが一斉に逃げ出してしまい、豊臣軍の士気が大きく下がってしまった。

そして、与左衛門が城に火をつけてしまった…。

豊臣軍の乱れ、城から上がる炎を見た家康は戦の流れが変わったことに気付いた。

その瞬間を見逃す家康ではなかった。

修理のバカゴ━━━(#゚Д゚)=○)`Д)、;'.・━━━ルァ!!

って、思いました…。

倒れてゆく仲間たち。

このあたりから、もう涙、涙でした。

軍勢を立て直した徳川軍の猛反撃を受け、次々に味方の兵が倒れてゆく中、それでも幸村は家康を目がけて駆けてゆく。

銃弾から幸村をかばうために、まるで武蔵坊弁慶さながらに仁王立ちしてその身に銃弾を受けた堀田作兵衛。

銃弾を受けながらも、槍を振り回し、敵をなぎ倒してゆく。・゚・(ノД`)

その姿を横目に見ながら、先に進み続ける幸村。

先に進んでゆく幸村の背中を見ながら、涙を流す三十郎。・゚・(ノД`)

三十郎に気付き、戦場で目線を交わしながらも、先に進む幸村。

城になだれ込んできた敵兵を相手に、最後まで戦い抜いた老兵、高梨内記。

斬られ、刀を落としても、素手で敵にしがみ付いてでも食い止めようとし、力尽きて倒れた内記が胸に抱いていたもの。

それは、昌幸の位牌でした。・゚・(ノД`)

そして、満身創痍で城に戻ってきた作兵衛は、丹精込めて育ててきた野菜たちを踏み荒らす敵兵たちに向かってゆき、そして力尽きました。

「すえ、うめ…。」

戦で死んだ妹と、その娘のことを思いながら…。・゚・(ノД`)

いよいよ家康と相対する時が来た。

いよいよ、家康の目の前にたどり着いた幸村。

家康は自分を殺しても何も変わらない。徳川の世は盤石で、再び豊臣の世が来ることはない。戦の中でしか生きられないお前のような人間にはもう居場所はない、と。

「そんなことは百も承知よ。それでも私はお前を討ち果たさねばならんのだ。父のために、とものために。」

幸村はそう言って、馬上筒を家康に向けて構える。

そして戦場に響いた銃声。

それは幸村の放った銃弾ではなく、父を助けるために駆けつけた秀忠の軍が幸村に向かってはなった銃声でした。手を打たれ、馬上筒を落とした幸村は、それでも諦めず、けがをしていない方の手で刀を振るい、戦い続けた。

そしてその様子を見ている武士たちがいた。

伊達正宗、上杉景勝、直江兼続。

「源二郎、さらばじゃ。」

武士として生まれたなら、このように生きてこのように死にたい。

そう願わずにはいられない見事な戦いを目の前で繰り広げている幸村に、景勝は別れを告げた。

きりは千姫を無事に秀忠の陣に送り届け、陣をそっと去って行った。

大阪城では焼け落ちる天守を見つめながらも、生き延びる希望を持ち続けているであろう茶々たちの姿があった。

そして、傷付いた体を小さな神社で休めていた幸村と佐助。

「もうこれまでだ。」

覚悟を決め、自害しようとする幸村の脳裏には今までの人生が蘇っていた。

そして幸村は微笑を浮かべた。

悔いはない。

精一杯、思う存分に駆け抜けた人生だった。

幸村の満足げな表情がそれを物語っていました。

そして、内記の言葉の通りに、幸村は「時」に評価され、死後400年経っても決して忘れられることなく「日本一の兵」として語り継がれています。

まだこのお話には続きがあって。

真田信之はのちに松代藩の藩主となるのですが、この藩はこれからずっと後に「佐久間象山」という人物を輩出します。

この人物こそが、徳川幕府の崩壊のきっかけを作った人物でした。

こんな風に、歴史が続いてゆくんだなって思ったら、このラストのナレーションで思わず鳥肌が立ってしまいました。

まとめ

1年間、観てきたドラマが終わるというのはとても感慨深く、そして悲しい別れもたくさんあったので、涙涙の最終回でした。

でも、幸村の最後の晴れ晴れとした笑顔。悔いなく最後まで人生を駆け抜けた顔で、まさに「サムライ」っていう感じがしました。

最後の死の瞬間が描かれなかったので、もしかしたら生きのびた?

そんな希望もかすかに残してくれたように思います。幸村には生存説があって、鹿児島に逃げ延びたという説があるらしいです。秀頼とともに。

「生きていてほしい」

そんな風には願わずにはいられませんでした。

茶々たちの自害のシーンもありませんでした。もっと思いっきり死のシーンが描かれるかと思っていたので、拍子抜けのような、ほっとしたような…。

本当に素敵なドラマでした。最終回も笑いあり、涙ありで。

最後の最後まで、楽しませていただきました。

終わったと思ったら、「佐久間象山」に関するあのナレーション。

「そうだったんだ!」と、ぞくっとしました。

歴史って本当に数奇で面白い。

大河ドラマは最近観始めたばかりで、歴史にはまだまだ疎いですが、これからも勉強しつつ、いろいろ観てゆきたいと思います。

その他気になったこと。

本多正信のいびき。

大坂から江戸に戻る途中の信之と本多正信がたまたま同じ山寺で相部屋になってしまったのですが、その時の本多正信のいびき(笑)

けっこう可愛いいびきが印象的で、笑わせていただきました。

よりによって本多正信と相部屋になるなんて!

偶然じゃない。何か企んでるはず!!って思った人、私以外にもいるはず(笑)

でも、何も企んでなかったね。本当に偶然だったみたい。

幸村には「古狐」と呼ばれていて、実際にその通りなのだけど、でも昌幸の赦免を家康に進言してくれたり、情に厚い部分もあるのよね。

今回はそんな正信のいい部分も垣間見えました。

領民たちにあんなに慕われていた人だったんですね。

領地を治めるための極意をさらっと信之に語っていた姿は、本当に人のよさそうなおじいちゃんでした。その極意は確かに信之にも伝わった模様。こんな風に世代を超えて受け継がれてゆく何かがあるんだな(*´∇`*)

大坂から急ぎの知らせが来た時も、それがどんな知らせかすぐに察しがついたようで、そしてそれは信之にとっては悪い知らせでもあるから、痛ましそうなというか、何とも言えない複雑な表情を浮かべて信之を見たのも印象に残りました。

正信を演じていたのは近藤正臣さん、うちの母親が若い頃好きだったようで、若い頃のブロマイドをいまだに大事に持っています^^

私も大好きな役者さんです。

片桐且元。

ナレ死してもう出てこないと思ってましたが、最後のちょこっと出てきました。

死のナレーションの後に、再登場って初めてのパターンかも^^;

北政所

もう出てこないのかと思ってましたが、最後の最後でちょこっと出てきました。

秀忠の笑顔が好き。

父を助けに駆けつけた時の、秀忠の笑顔が素敵でした。

星野源さん、いい笑顔ですよねヾ(=^▽^=)ノ

信吉を跡継ぎにしたのは正解だったかも。

勝手に戦に行ってしまった信政を責めることなく、むしろ立てるように「これで真田は大御所様のおしかりを受けずに済みます。」とまで言ってあげる信吉の思慮深さが印象的でした。

気が弱くて、武術はあまり得意ではない様子でしたが、信吉を跡継ぎにしたのは正解だったのかも。「時代が変わり、戦の世は終わった。」っていうのをしみじみ感じました。

佐助は全身が痛い。

佐助ももう55才だそうで。今まで頑張ってきたので、もう全身が痛いらしいです(笑)

今にも幸村が自害しようとしているシリアスなシーンなのに、思わず笑ってしまいました。


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※セリフ等の詳細は後日確認して、修正・追記を行います。

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