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【京都・菊乃井本店】ミシュラン星3つ獲得の京都の老舗料亭で、絶品料理に舌鼓を打つ。

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秋になると、夫婦で関西に出かけることが多いです。

秋の関西旅行は旅のテーマが事前に決まっていて、やりたいことを明確にしてしっかり旅のプランを立てます。

今までも『大河ドラマ「真田丸」縁の地を巡る旅』『京都の町家宿泊とはも料理を堪能する旅』などで関西を旅しました。

今回は『京都の老舗料亭と比叡山の旅』です。

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菊乃井 本店

創業は大正元年、ミシュランガイド関西2017で3つ星の評価をされた京都の老舗料亭です。高台寺や八坂神社の近くにあります。

公式サイト:京都・菊乃井本店

所在地:京都府京都市東山区下河原通八坂鳥居前下ル下河原町459
電話:075-561-0015
最寄駅:祇園四条駅または東山駅が近いです。

▽地図はこちら

私たちは祇園四条駅から歩きましたが、15分~20分くらいかかったでしょうか。

夜は細くて暗い道を歩くことになります。駅からは離れていますので、タクシーを利用した方がいいかもしれません。この日もタクシー利用のお客さんが多く、歩きながら何台も追い抜かれました。

本当にこっちにあるのかな~と途中ちょっと不安になりましたが、暗い道の先に「菊之井」の看板がぽっかりと浮かびあがっていました。

道の先には、空間が開けており、純日本風の建物が姿を現します。

19:00前にお店に到着すると、続々とお客さんが到着している時間帯でした。スタッフの方が店の入口で迎えてくれ、名前を告げるとお部屋に案内してくれます。

案内されたお部屋は洋室の個室です。(禁煙)

大正ロマン!というしつらえのお部屋で、マホガニーのテーブルとチェアはナポレオン2世当時のものをフランスから取り寄せたそうです。窓が大きく、開放感があります。

窓が空いてるのかな?と思うくらい、窓がキレイに磨かれていて、ピカピカでした。

窓ガラスや置かれたアンティーク家具の細工がとても凝っています。昔懐かしい形の電話もありました。

部屋に入るとすぐに、温かいお茶をいただきました。

ナプキンには「菊乃井」の紋が刻まれています。

テーブルの上にはお品書きがセット済み。

ずらりと並んだお品書きから伝わってくる充実度、一気に空腹感が強まってきます(笑)

それではお食事スタートです。

お箸の上にセットされている丸い器、こちらに食前酒をついでくれます。この日は菊の花があしらわれたお酒でした。(写真はありません)

9月は重陽の節句があるからだそうです。重陽の節句は菊の節句とも呼ばれます。

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先付

胡桃豆腐 デラウェア 喰い出汁ジュレ 山葵 花穂紫蘇

お出汁のジュレ、ぴりっとわさびの風味が効いていておいしい。お出汁にデラウェア?!と驚きましたが、これが美味。デラウェアの甘味と酸味、そしてわさびと出汁が見事にマッチしています。

デラウェアは皮つきと皮をむいたものがあって、彩と食感の違いがアクセントになっています。あしらわれた小さな紫蘇の花が美しいですね。

八寸

かまず焼目寿司 鱧の子落雁 鱒の子 鮎白子真子塩辛 鱧味噌漬け焼き 栗 翡翠銀杏 松葉素麺 いちょう芋

鳥かごを模した盛り付けの八寸です。かごの上にあるのは「萩の葉」下にあるのは「葛の葉」だそうです。

かごをはずすとこんな感じ。色のバランスも美しい。

一番上にあしらわれた「松の葉」、これは素麺で作られているそうです。なので食べられるんです。

本物だと思って残してしまうお客さんがいるそうで、事前にちゃんと説明がありました。確かに色合いも見た目も本物そっくりなので、知らなければ食べずに残してしまったかもしれません。

作るの大変でしょうね!秋らしく、いちょうの形をしたお料理も。こちらは、いちょう芋(山芋)のチップスかな。

▽かます焼目寿司が最高に美味しかったです。

かぼすの薄切りと一緒に食べるんですが、焼目の付いた皮がほんのり香ばしさがあり、かぼすの酸味がさわやかで、大好きな味でした。

▽いちょうと松の葉の下には、鱧味噌漬け焼きと鱧の子落雁。はものシーズンです。

▽鱒の子

▽鱒の子の下には、鮎白子真子塩辛

向付

お刺身が2種類あります。その①

明石鯛 伊勢海老 あしらい一式

▽山葵の隣にあるのは「菊の花の塩漬け」もちろん食べられます。彩りも美しく日本らしさを感じます。

醤油は二種類。海老の味噌が加わると味わいが変わります。

土佐醤油

伊勢海老の頭の味噌を溶いた土佐醤油

その②小鮪 黄味醤油 辛子

見るからにおいしそうな綺麗な色をした鮪です。あぶらが乗っていて、つややかです。

土佐醤油に黄味を付け込んだ黄味醤油。初めて食べましたが、濃厚で美味しい。お刺身の裏表、しっかりたっぷりつけていただきました。

蓋物

豊年椀 甘鯛 松茸 三日月豆腐

味付けは京都らしい薄味で、感じるのは柚子と出汁の風味と素材の味だけ。

柔らかく煮られた蕪に出汁がしっかり染みこんでいました。左上は揚げ物ですが、衣に出汁がしっかり染みこんで、あっさり食べやすい。中身は甘鯛です。

口直し

パッションフルーツを山葵のソルベ

山葵は言われないと気づかない程度、ほんのりと感じるくらいです。

焼き物

鮑磯焼き 酢橘塩 肝醤油

鮑の塩釜焼で、白い塩が綺麗です。

塩釜を外すとたくさんのわかめがかぶさっています。

わかめをどけると、鮑と雲丹が顔をのぞかせます。わかめも食べられますが、全部食べるとおなかが膨れてしまうので、ちょこっとだけ箸休め的にいただくのがいいそうです。

タレは2種類、用意されています。さっぱりしたお酢と塩のタレと、濃厚な肝醤油。

酢橘塩

肝醤油

酢橘塩だとさっぱりしています。味わい深い肝醤油をしっかりからめて鮑と海胆と肝醤油のコンボで食べるのが絶品です。鮑は厚みがあって、コリコリとした歯ごたえがあり、食べごたえ十分でした。

酢物

柿マスカットとつぶ貝の白和え 黒胡椒 ザクロ

「柿の白和え」は旅館などでも出されることがありますが、本日はマスカットとザクロもプラス。白和えはクリームみたいなのでフルーツと合わせても違和感はなく美味しかった。

つぶ貝のコリコリした食感と磯の風味が混じると、少し不思議な感じがしました。酢の物というよりスイーツみたいな一品です。

強肴

鱧しゃぶ 松茸 壬生菜 かぼす ぽんず 薬味

鱧と大きな松茸!

出汁の中にかぼすを絞り、松茸を先にいれて風味を出します。そして鱧を2~3回、しゃぶしゃぶと。

食べ方は2種類。何もつけずに出汁だけで食べるか、ポン酢で食べるか、どちらも美味しいです。出汁は全部飲み干してしまいたいくらい美味しかった!

出汁のみで

薬味入りぽん酢で

御飯

いよいよ最後のお料理です。御飯と香物と止碗。

香物は水茄子 胡瓜 辛子

地鶏栗御飯 地鶏 栗 三つ葉

女将さんがご飯をよそってくださったのですが、所作の美しいこと!しゃもじに手を添えるときの手の動きが流れるように軽やかで、まるで日本舞踊のようにも見えました。

その振る舞いの美しさに思わず手元をじーっと見てしまいました。

御飯は地鶏の出汁がしっかりと出ていて、おいしい。二人とも、おなかがいっぱいだったのですが、おかわりをしてしまいました。食べきれない分は折詰にして持たせてくれます。(翌日のお昼にいただきました)

止碗

枝豆すり流し 粟麩 へぎ柚子

枝豆の青臭さは感じません。やはり京都の料亭だけあって、出汁が絶品。この出汁の美味しさは、自宅では絶対真似できそうにありません(笑)

水物

無花果と巨峰の紅茶カクテル ミント 無花果 巨峰 紅茶グラニテ 紅茶ジュレ

紅茶の渋みとフルーツの甘みのバランスが最高。あまり甘くない紅茶のジュレが美味しい大人向けのスイーツです。

甘さはフルーツの甘さがほとんどなので、しつこくなくてさっぱりしています。無花果ってあんまり好きじゃなかったんだけれど、この無花果は美味しかったです。

まとめ

今回は奮発して30,000円のコースです。京都の老舗料亭ということで、実はちょっと緊張していたのですが、かしこまった雰囲気はなく、料亭初心者でも過ごしやすかったです。

仲居さんの接客は丁寧なのですが、過剰だと感じるおもてなしはなく、ほどよい距離感を保ってくれます。おかげで気兼ねなくゆっくり食べられたので、過ごしやすかったのはそういった接客方針のせいかもしれません。

女将さんが登場した時はその立居振舞の優雅さに「この人、なんだかすごい!」と感じさせるものがありました。ちょっとしたしぐさ、器に手を添えるとか、器をテーブルに置くとか、そんな些細な行動が美しいのです。長年の経験の賜物なのでしょうね。

▽帰り道にみた八坂神社

夜なので人もおらず、信号待ちで車が停車しているタイミングでぱちりと一枚。

暗闇に浮かび上がる朱色の柱が美しかったです。台風が近づいているせいもあり、風が強く天気はイマイチでしたが、素晴らしい京都の夜を楽しむことができました。

菊乃井は東京の赤坂にもお店があります。特別な記念日やお祝いの日にまたいつか利用してみたいなと思いました。

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