夫婦二人、大河ドラマ『真田丸』の舞台、長野県上田市を旅しました。
『真田丸』ゆかりの土地めぐりと別所温泉の旅レポ、2回目です。前回は上田市の概略と『真田丸』フィーバーに沸く上田市駅の様子をご紹介しました。
真田信之が暮らした場所、上田藩主居館跡
まず最初に向かったのは真田昌幸の嫡男である真田信之が居を構えていた場所『上田藩主居館跡』。信之は信繁の兄にあたり、『真田丸』では大泉洋さんが演じています。

信之の最初の名は『信幸』。父・昌幸の「幸」の字を受け継いでいました。しかし関ヶ原の戦いのあと、「幸」を「之」に変えるよう、家康から命じられます。
関ヶ原の戦いでは父・昌幸と弟・信繁は石田方につき、信之は徳川方につき、敵味方に別れて戦いました。どちらが勝っても「真田家」が存続できるように…。戦いは徳川方の圧勝。石田方についた昌幸と信繁は高野山に幽閉されてしまいます。
家康が「幸」の字を捨てるように信之に命じたのは、昌幸と縁を切る強い覚悟で徳川への忠誠を誓わせる、という意図があったのでしょうか。
信之がこの場所に住んだのは関ヶ原の戦いの後ということなので、漢字は「信之」を使用します。
現存しているのは表門、その両脇の土塀と濠です。現在、表門は県立上田高校の校門として使用されていています。
映画『犬神家の一族』では犬神家の門として撮影に使用されました。映る時間は短いですが、確かにこの門が使用されていますよ。
▼ 松島菜々子が出演している新しい方の作品です。
関ヶ原の戦いで、真田昌幸と次男の信繁、長男の信之は敵味方に別れて戦いました。この天下分け目の戦いで、昌幸と信繁は上田城に籠城し、徳川秀忠率いる大軍を見事に退けます。いわゆる「第二次上田合戦」です。
「第二次上田合戦」で上田城を攻め落とすことができず、時間をロスしたせいで、秀忠は関ヶ原の戦いに間に合わなかったとも言われてます。(上田城攻めは関係なく、天候のせいとする説もあります。)
関ヶ原の戦いで徳川方から離反した大名は真田昌幸のみ。しかも徳川の主力部隊を足止めをさせてしまった真田家への家康の怒りはよほど深かったのでしょう。昌幸が築いた上田城は関ヶ原の戦いの後、壊されてしまいます。
関ヶ原の戦いが終わり上田城が破却されたのち、信之はこの場所に居を構えました。1622年までここで政務を執り行ったと伝わっています。
その後、代々の上田藩主に受け継がれ、明治維新までこの場所に藩主が住んでいたそうです。濠や土塁の一部は真田家当時のものが残っているそうですよ。
ドラマを観ているせいでしょうか。離れ離れになった父と弟に想いを馳せる、信之の姿が浮かびました。桜並木がありましたので、春に訪れると素晴らしい景色が見られそうです。
上田藩主館跡 アクセス
上田藩主居館跡へは、JR上田駅下車 徒歩10分。
上田の街をふらふらと散策気分で歩いていくと、すぐに着きます。そうそう、街のあちこちに「真田十勇士」の小さな像があるんですよ~。そう言ったものを眺めつつ、歩くとあっという間です(*^-^)ニコ
上田城跡公園 真田昌幸によって築かれた難攻不落の上田城がここにあった!
上田城は1583年に真田昌幸によって築かれました。
戦上手として天下に名を馳せていた昌幸が作りあげた難攻不落の城で、二度も徳川軍を撃退したことで知られます。昌幸は関ヶ原の戦いで豊臣方として戦い、負けてしまいましたので、関ヶ原の戦いの後は壊されてしまいました。
上田城跡公園はその上田城があった場所に作られた公園です。
期間限定ですが、現在は大河ドラマ館もにぎわっています。(私が行った時はまだ開館していませんでした。)

では以下、ざっと見どころを紹介してゆきたいと思います。
櫓(やぐら)

上田城は天守閣はなく、櫓が残るのみ。天守閣は築城された時から存在していなかったようです。(現在、櫓は史料館になっています。)
真田石

で、でかい!その大きさにびっくりオオーw(*゚o゚*)w
重機のない時代にどうやって運んだのでしょうか?
高さは約2.5メートル、横幅は約3メートルもあるそうです。上田城の中では最も大きな石で、本丸の入り口の石垣に使われました。
真田石にまつわるエピソードが伝わっています。
昌幸の嫡男である信之が松代に移封される際に、この大きな真田石を父の形見として松代に持って行こうとしたらしいですが、重くて動かせなかったそうです。信之は昌幸の偉大さを改めて感じたんじゃないでしょうか(*^-^)ニコ
おもてなし武将隊
真田幸村と彼に仕えたとされる忍者軍団「真田十勇士」が出迎えてくれます( ・д・)/--=≡(((卍 シュッ!!
「さなだじゅうゆうし~!」の掛け声で写真撮影をしてくれるので、気軽に声をかけてみてください。きっちり顔とポーズを決めて、一緒にカメラに収まってくれますよv(。・・。) オッケー♪
▼真田十勇士はドラマや映画などに登場する真田の忍者軍団です( ・д・)/--=≡(((卍 シュッ!!
櫓資料館
上田城には天守閣がなく、櫓(やぐら)が残るのみ。ここは資料館になっていて、上田藩に関する資料が展示されています。

ちなみにこの櫓、『真田丸』のオープニングでも使用されているのだとかです。屋根のあたり。あー、言われてみれば確かにそうかもしれません。(←いや、本当はイマイチわかってません(笑))
櫓にも、六文銭ののぼりもはためいています(*´∇`*)
▼『真田丸』のオープニングと言えば、岡山県の備中松山城も忘れてはなりません。
さて、もちろん櫓資料館の中に入りました。
戦国の雰囲気を堪能できて楽しかったです。これは鉄砲挟間と言います。

かつて戦では、この「鉄砲狭間」から敵を狙い撃ちました。鉄砲狭間から下を覗いてみると、戦国武士の気分が味わえそうな気がします(* ̄∇ ̄*)エヘヘ
少し高い場所にありますので、公園が広く見渡せて景色も素晴らしかったです。古い歴史に触れる、戦国の雰囲気に触れる、という点で非常に魅力的な場所でした。
櫓資料館とあわせて、市立博物館も見学しました。(参考:市立博物館公式HP)
市立博物館には真田昌幸の甲冑や武具、書状などが展示されています。戦国気分を存分に堪能したい方は両方とも見学されるとよいと思います!
上田城跡公園 アクセス・入場料・休業日
アクセス
上田城跡公園は JR上田駅から徒歩12分~15分。上田藩主居城跡から5分ほど歩いたところにあります。
入場料
公園内は無料
上田市立博物館:櫓資料館:各300円(共通券一般500円)
休業日
上田市立博物館・櫓資料館:毎週水曜日、祝日の翌日、年末年始(8月~10月は無休)
※櫓資料館は冬季(12月~3月)休館
次は真田神社と真田井戸の紹介します。
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