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【後味の悪い】トラウマ級にずっしり落ち込む映画まとめ|英・エンパイア誌選出

ずっしり落ち込む胸糞悪い映画が大好物の管理人が鑑賞後にずっしり落ち込んでしまう、後味の悪い映画を紹介します!

あかり
あかり
ウツ映画は観たことを後悔するけど、それがクセになるんですよね。

このブログでも重い映画をまとめた記事をいくつか書いてきました。

【バッドエンド】『信じられないほど絶望的な結末を迎える映画』衝撃間違いなし!鑑賞後、重い気持ちになる映画です。暗くて重い絶望的な映画が好きです。 観終わった後、打ちひしがれて見たことを後悔するほどの衝撃を受けることがわかっているのに、つい手...
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今日はイギリス・エンパイア誌が選んだ『落ち込む映画トップ10』と管理人あかりが選んだ「ずっしり落ち込む映画」を紹介していきます。

以下、まずはエンパイア誌が選んだ『落ち込む映画トップ10』からご紹介します。

※結末そのものには触れていませんが、雰囲気は伝わる場合がありますので、未見の方はご注意ください。

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『レクイエム・フォー・ドリーム』

監督:ダーレン・アロノフスキー
出演:ジャレット・レト/ジェニファー・コネリー
製作:2000年/アメリカ

テレビを見るのが何より楽しみな中年未亡人サラは、ある日テレビ番組への出演依頼の電話を受け、お気に入りの赤いドレスでテレビへ出るためダイエットを始める。一方、息子のハリーは恋人マリオンとのささやかな夢を叶えたいと麻薬売買に手を染める。季節が変わり、赤いドレスが着られるようになったサラはダイエット薬の中毒に、麻薬の商売がうまくいかなくなったハリーとマリオンは自らがドラッグの常用者となっていた……。映画.com

軽い気持ちで手を出したドラッグにより、人生が崩壊していく人々の姿を描いた鬱映画の名作。

鬱屈した日常から逃避するため、または手軽なダイエットの手段として「ドラッグ」が登場します。当人たちは「状況をコントロールできている」と思っている。

しかしドラッグは徐々に人々の体と心を蝕んでいく。

おそいかかる禁断症状、幻覚、妄想…。ドラッグの持つ負の力に脅かされ苦しめられながらも、その苦しみから逃れるためにはドラッグに頼るしかないという絶望的な悪循環が描かれます。

『ひとりぼっちの青春』

監督:シドニー・ポラック
出演:ジェーン・フォンダ/マイケル・サラザン
製作:1969年/アメリカ

大恐慌の30年代、当時流行していたマラソン・ダンスのコンテストには、高額の賞金を求めて様々な男女が参加していた。身重の女、年をとった船乗り、そして、ふとしたきっかけでパートナーを組むことになったロバートとグロリアもいた。だが過酷なコンテストに続々と脱落者が出て……。映画.com

タイトルから「ダンスパーティーで踊る相手が見つからなくて困っている孤独な若者」を連想してしまいますが、そういう青春の孤独を描た作品ではないんです。

テーマはかつてアメリカで実際に行われていたという「ダンスマラソン」。

ただひたすら踊り続け、最後まで残った1組に高額の賞金が与えられるという地獄の耐久ダンス大会です。

参加者たちはパートナーに寄りかかりながら眠り、食事は踊りながら食べます。疲労で気が狂い、倒れる者が続出しても踊り続けます。踊り続けた先に彼らを待っているもの。観るものの気力も根こそぎ奪い去っていく破壊力があります。

第42回アカデミー賞で9部門にノミネートされました。(うち助演男優賞を受賞)

『リービング・ラスベガス』

監督:マイク・フィッギス
出演:ニコラス・ケイジ/エリザベス・シュー
製作:1995年/アメリカ・イギリス・フランス

大都会ラスベガスで出会ったアルコール依存性の男と娼婦の束の間の恋を描いた、異色のラブ・ストーリー。映画.com

アルコール依存症ですべてを失った男が死ぬまで酒を飲み続けようと決めてラスベガスにやってくる。そこで1人の娼婦と出会い、2人は恋に落ちる…。

互いの傷を舐めあうように寄り添う2人、避けられない悲劇的な結末…。ラスベガスの煌びやかなネオンが、2人が生きる世界の闇を濃くしています。最後までまったく救いがない作品です。鑑賞後、1週間くらい落ち込んだままでした。

ニコラス・ケイジがアカデミー主演男優賞を受賞。

あわせて読みたい

『道』

監督:フェデリコ・フェリーニ
出演:アンソニー・クイン/ジュリエッタ・マシーナ
製作:1954/イタリア

旅回りの道化師と一人の女をめぐって人生の哀歓をつく、五四年ヴェニス国際映画祭サン・マルコ銀獅子賞、五六年ニューヨーク映画批評家協会最優秀外国映画、五六年アカデミー最優秀外国映画賞各受賞の話題作。映画.com

奴隷として売られたジェルソミーナと、彼女を買ったザンパノ。おそらくザンパノもまともな家庭で育っていないだろう。粗野で無知で、他者に対する思いやりに欠ける男…。

生まれてきた家や時代が違っていれば、2人の人生はもっと別なものだったのでしょう。もっと優しいものだったかもしれない。けれど現実は2人とって残酷だった。

いつだって気づいた時には遅い。

「大切なものは無くしてから気づく」

本人たちでさえ気づいていなかった哀しい愛の物語です。



『21グラム』

監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演:ショーン・ペン/ナオミ・ワッツ/ベニチオ・デル・トロ
製作:2003年/アメリカ

余命1カ月と診断されて心臓移植の提供者を待つポール、夫と娘たちと幸福な生活を営むクリスティーナ、強い信仰心を持つ前科者ジャック。ある事件を契機に、3人の男女の運命が交錯していく。映画.com

1つの心臓を巡り、時間軸を複雑に行き来しながら、本来ならば交わるはずがなかった3人の男女の運命が描かれます。

タイトルの「21グラム」は魂の重さ。

人間は死ぬと、魂を失い、21グラム体重が軽くなると言われているのだそうです。

(※20世紀初頭に行われた実験によるもの。現在では科学的な根拠はないとされています。)

「死と生」にまっすぐに向き合った作品でとても重い作品です。鑑賞後、切ないような哀しいような、優しいような複雑な感情が湧き出る不思議な映画です。

『火垂るの墓』

監督:高畑勲
出演:辰巳努/白石綾乃
製作:1988年/日本

昭和20年の神戸。急な空襲で母が入院した、14歳の清太と4歳の節子兄妹は、叔母のもとを頼りに訪れる。だがふたりの母が亡くなったのを機に叔母は彼らを邪険にしはじめ、清太は節子を連れて誰もいない防空壕へ。ふたりだけの自炊生活をはじめるが・・・。Yahoo!映画『火垂るの墓』

日本のアニメ映画。故・高畑勲の代表作です。今でも夏になると毎年のように地上波で放送されますね。14歳と4歳の幼い兄妹が2人だけで戦争を生き抜こうとする姿が描かれます。

わずか14歳の少年が幼い妹を必死に守ろうとする姿は心を打たれずにはいられません。

管理人が初めてこの映画を観た年齢が14歳でした。自分だったら両親が死んでしまった世界で妹を守れるか?と考えましたが、正直に「無理」だと思いました。

つかのまの楽しい時間が美しく描かれるので、どうか生きのびてと祈るような気持ちになります。けれど、楽しい時間はまるでホタルの灯りのようにすぐに消えてしまうのです…。

『ダンサー・イン・ザ・ダーク』

監督:ラース・フォン・トリアー
出演:ビョーク/カトリーヌ・ドヌーヴ
製作:2000年/デンマーク

アメリカの片田舎。チェコ移民のセルマは息子ジーンと2人暮らし。つつましい暮らしだが、隣人たちの友情に包まれ、生きがいであるミュージカルを楽しむ幸せな日々。しかし彼女には悲しい秘密があった。セルマは遺伝性の病で視力を失いつつあり、手術を受けない限りジーンも同じ運命を辿ることになるのだ……。映画.com

管理人が人生で一番泣いた映画です。

全編にわたって過酷なお話ですが、あまりにショッキングなラストシーン。魂の底から叫ぶようなビョークの歌声。ショックが強すぎて、エンドロールが終わってもひたすら泣いていました。

セルマは利口な人間ではありません。愚かだと思います。

しかしセルマは心から息子を愛し、健気に生きている女性でした。それなのに、なぜここまでの過酷な運命を与えられなければならないのか…。理不尽な現実に怒りを感じずにはいられませんでした。

同時に「母である」ということは、ここまでの犠牲を払わねばならないのか、と「母である」ということの重さに恐怖さえ覚えた作品です。

『冬の光』

監督:イングマール・ベルイマン
出演:グンナール・ビョルンストランド/マックス・フォン・シドー
製作:1962年/スウェーデン

スウェーデンの漁村で牧師をしているトマスは、最愛の妻に先立たれてから失意の底にいた。新しい恋人のマルタとの関係もうまくいかずに疲れ果て、牧師としての自信も失っている。そんなある日、深い悩みを抱えた夫を助けてほしいという信者の女性の相談を受けるが、ありきたりな言葉しかかけてやることができない。やがて女性の夫は自殺してしまい……。映画.com

スウェーデンの巨匠ベイルマンの「神の不在」をテーマにした作品です。

未見なのですが、哲学的で難解な作品だそうです。鑑賞したら感想を追記します。

『リリア 4-ever』

監督:ルーカス・ムーディソン
出演:オクサナ・アキンシナ
製作:2002年/スウェーデン・デンマーク

母親に捨てられ、貧困にあえぎながら”生きるため”に売春をする16歳の少女リリア。ある日ハンサムで優しい青年に出会い、新天地で新生活を始めようと言う甘い言葉にリリアは心躍らせる。しかし、リリアを待っていたのは想像を絶する過酷な運命だった。

母に捨てられた少女にとって、恋人の言葉は悪夢のような生活から逃れる唯一の希望の光だったはず。しかし、その言葉は偽りでリリアは心身を踏みにじられ、表情も感情もなくしていく…。

リリアの歩んだ壮絶な人生に言葉を失うことでしょう。

『ミリオンダラー・ベイビー』

監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド/ヒラリー・スワンク
製作:2004年/アメリカ

ロサンゼルスの寂れたボクシングジムの門を叩いた田舎育ちのマギー。ジムのオーナー兼トレーナーのフランキーは彼女を拒んでいたが、彼女の真剣さに打たれ、彼女のトレーナーとなる。お互いに父娘の関係をなくしている2人は、激しいトレーニングの中で人間的に歩み寄っていく。映画.com

前半は親子のようなフランキーとマギーの姿が微笑ましく感じます。

フランキーは実の娘とは疎遠になっており、マギーも家庭に問題を抱えています。互いに足りないものを埋めながら、傷ついた心を癒しているように見えました。

「ちょっとイイ話」的な映画なのかな、と思いそうになりますが、物語が急展開する後半から結末にかけて放心状態。

クライマックスでは心と体を引き裂かれるような、辛い決断がなされます。哀しさと同時に「優しさ」も感じさせる結末です。

以上はエンパイア誌が選んだ『落ち込む映画トップ10』でした。

あかり
あかり
これ以降は私が今までに観た『ずっしり落ち込んだ後味の悪い映画』をご紹介します!



『スリーピング タイト 白肌の美女の異常な夜』

監督:ジャウマ・バラゲロ
出演:ルイス・トサル/マルタ・エトゥラ
製作:2011年/スペイン

バルセロナのマンションで住み込み管理人として働く男セシルは、美しい住人のクララに目を奪われる。合鍵を自由に使える立場を利用したセシルはクララの部屋に忍び込み、ベッドの下で息を潜めてクララを待つようになる。映画.com

よくある「ストーカーもの」だと思いながら観始めると、主人公セサルの屈折ぶりが尋常ではありませんでした。

作品の中でセサルが繰り返す不法侵入や嫌がらせ行為の内容も気持ち悪く、吐き気を催します。特に○○○○のシーン…。

孤独な男性が、美しいクララの気を引きたくて嫌がらせをしているのだと思いきや…、想像を超えたクライマックスに背筋が凍りつきました。後味最悪です。

『4ヶ月、3週と2日』

監督:ジャウマ・バラゲロ
出演:ルイス・トサル/マルタ・エトゥラ
製作:2011年/スペイン

チャウシェスク独裁政権によって個人の自由が制限されていた80年代のルーマニア。大学生のオティリアは、ルームメイトのガビツァの違法中絶を手助けするべく準備を進めていた。ところが、手術当日に思わぬ問題が発生する。映画.com

中絶が違法とされるルーマニアで友人の中絶を手助けしようとする若い女性の姿を描く。

望まない妊娠は自己責任であり、妊娠してしまった女性にも責任がある。確かに一面ではその通りなのかもしれません。

けれど、本作において違法な中絶のために危険を犯し、大金を払い、心と体に傷を負うのは女性だけ。この作品には父親の姿は一切描かれません。

女性たちの哀しみと痛みを男性は理解しているのだろうか…?やりきれない重苦しさが残る作品です。第60回カンヌ映画祭パルム・ドール受賞

『灼熱の魂』

監督:ドゥニ・ビルヌーブ
出演:ルブナ・アザバル/メリッサ・デゾルモー=プーラン/マキシム・ゴーデット
製作:2010年/カナダ・フランス

心を閉ざして生きてきた中東系カナダ人女性ナワルは、ある日、実の子で双子のジャンヌとシモンに謎めいた遺言と2通の手紙を残してこの世を去る。手紙はジャンヌとシモンが知らされていなかった兄と父に宛てたもので、まだ見ぬ家族を探すためナワルの母国を訪れたジャンヌとシモンは、母の痛切な過去と向き合うことになる。映画.com

監督は『メッセージ』『プリズナーズ』のドゥニ・ヴィルヌーヴ。私はこの作品以来、ヴィルヌーヴの大ファンになりました!

中東系カナダ人の謎めいた言葉を残して母親が突然亡くなり、残された双子の姉弟が母の人生を辿っていきます。

徐々に明らかにされていく中東での母の人生は、日本で生きる私たちの現実と大きくかけ離れていて本当にきつい。しかしそれは序の口…。終盤で目にする結末は受け入れることを拒否したくなるでしょう。

真実が明かされる瞬間。

ヒロインが悲鳴のような声を上げたのと同じタイミングで、私も声を上げました。ここでは詳しく書きません。ぜひ、心がつぶれそうな衝撃を味わってみてください。

母親の愛とは…ということも深く考えさせられる作品でした。週末に観て翌週の半ばまで放心状態を引きずりました。

『噂の二人』

監督:ウィリアム・ワイラー
出演:オードリー・ヘップバーン/シャーリー・マクレーン
製作:1961年/アメリカ

17歳のときから親友同士のカレンとマーサは、今では共同で女学校を経営していた。カレンにはジョーという恋人がおり、2人はついに婚約した。しかし経営が軌道に乗りはじめた時期でもあり、マーサは嫉妬し、カレンと口論になる。さらに、わがままな生徒メアリーによって2人が同性愛関係にあるとの噂を流されたことから、平穏だった暮らしは次第に崩壊していく。Wikipedia

タイトルの雰囲気からコメディと間違いそうですが、うっかり見ると後悔するシリアスな内容の作品です。

1人の少女の嘘から2人の女性の人生が崩壊していくのですが、少女には明確な悪意があります。悪びれる様子もないのでぶっ飛ばしたくなります。可愛げなさすぎ!

1つの嘘によってあっさり人生が叩き壊されていくさまは恐怖でしかありませんが、それ以上に「真実が持つ破壊力」の凄まじさに恐怖を覚えます。

衝撃的な結末に言葉を失うことでしょう。

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