日枝神社にお参りをして、御朱印をいただいた後、ランチ休憩をはさみ、赤坂氷川神社へ移動しました。
2つの神社は徒歩圏内にあり、日枝神社から15分ほどで赤坂氷川神社に行くことができます。
日枝神社は観光客が多く、どーんと開けた感じの神社ですが、赤坂氷川神社はおもむきの異なり、しっとりした雰囲気の場所です。
縁結びの御利益で有名なので、若い女性にも人気のある神社です。
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赤坂氷川神社
赤坂氷川神社は都内有数のオフィス街である赤坂にこんな場所があったのか、と驚くほどの、静かな森の中に佇んでいます。
旧社格は府社で、東京十社の1つです。
歴史は古く、創祀は951年。1000年以上の歴史があります。江戸時代に入り、8代将軍吉宗の命によって、現在の場所に現社殿が建立されました。
ちなみに、歌手の氷川きよしの芸名はこの神社に由来するそうです。うちの祖母が大ファンなんですよ。
赤坂氷川神社の御祭神
素盞嗚尊(すさのおのみこと)
奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)
大己貴命(おおなむぢのみこと別名…大国主命)
著名な神様が祀られていますね!素盞嗚尊(スサノオ)はヤマタノオロチの退治で有名ですが、奇稲田姫命はその妻。スサノオは奇稲田姫命を櫛に変えて髪に差して、ヤマタノオロチと戦ったそうです。
大国主命はスサノオの息子で「国譲りの神」、出雲大社の祭神でもあります。
赤坂氷川神社の御利益
厄除・良縁・家内安全・商売繁盛
特に縁結びの御利益がある神社として有名ですね。東京三大縁結び神社の1つで、若い女性に人気のあるパワースポットです。ちなみに他の二つは「東京大神宮」と「出雲大社東京分祀」です。(この日の氷川神社でコンプリートだ!)
赤坂氷川神社の御朱印
初穂料は300円。社務所にて、いただけます。(詳細は後ほど)
時間は9:00~17:00まで(都合により変更の場合あり)
赤坂氷川神社の所在地とアクセス
赤坂氷川神社住所
〒107-0052 東京都港区赤坂6-10-12
赤坂氷川神社最寄駅
- 千代田線 赤坂駅 6番出口
- 日比谷線・大江戸線 六本木駅 7番出口
- 南北線 六本木一丁目駅
- 銀座線 溜池山王駅 12番出口
- 都バス アークヒルズ前
これらの駅から徒歩6~8分程度です。
赤坂駅からスタート
千代田線赤坂駅6番出口から外に出ます。
出口を出たら、左側に進みます。松屋の角で、左に曲がり、産経新聞の専売所のところを再び左へ。このまままっすぐ進むと、赤坂氷川神社が見えてきます。
角を曲がったらまっすぐ進み、敷地沿いにぐるっと回れば、正面に行くことができます。私はちょこっと寄り道をしました。
ちょっと寄り道、勝海舟邸跡へ
すぐ近くにかつて勝海舟が住んでいたそうで、小さな碑が建っています。せっかくなので足を伸ばしてきました。
今はバーになっています。
寄り道は終わり。赤坂氷川神社に話を戻します。
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赤坂氷川神社の境内へ
赤坂といえば都内有数の繁華街ですが、大きな通りから離れると、街のにぎわいが嘘のように消え、ぽっかりと森が出現しました。
「静謐」という言葉がふと、脳裏に浮かびました。静かで、穏やかで、澄んでいる…。
訪れたのは12月初旬でしたが、神社の境内は紅葉が美しく、ここが東京であることを忘れそうになるほど、美しかったです。胸にぐーっと迫ってくるものがあり、泣きたい気持ちになりました。
赤坂氷川神社 見取り図
出典:赤坂氷川神社公式サイト
港区立氷川神社遊び場
ブランコや滑り台などの遊具が並んだ小さな公園です。
大イチョウ
推定樹齢は400年。氷川神社がこの場所に建てられる前から、この場所にある木だそうです。
港区の天然記念物に指定されています。
黄色い落ち葉がじゅうたんのように、一面に広がっていました。
包丁塚
包丁塚は赤坂青山料飲組合が使わなくなった包丁を奉納したものだそうです。赤坂と言えば、高級料亭のイメージがありますね。10月上旬に「包丁塚祭り」が行われています。
浅野土佐守邸跡
『忠臣蔵』の元になった赤穂事件で、吉良上野介に切りかかり切腹になった浅野長矩の妻、瑤泉院(ようぜんいん)の実家がこの場所にあったようです。
夫を失った後、この地で暮らしていたとのことなので、もしかしたら大石内蔵助もここを訪れたことがあるかもしれません。
氷川神社内には末社がいくつか、あります。
九神社(くじんじゃ)
天祖神社・春日神社・鹿島神社・八幡神社・諏訪神社・秋葉神社・厳島神社・金刀比羅神社・塞神社の9社を合祀した神社です。9つだから九神社^^
山口稲荷
小さなお稲荷さん。赤い衣を身にまとった姿がかわいらしい。
両脇には小さな狛犬。赤坂氷川神社の境内には7対の狛犬がいます。それぞれ、雰囲気が異なるのでぜひ見比べてみてください。
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山口稲荷の奥に「桶新稲荷」という稲荷神社があるらしいのですが、私は気づかずにスルーしてしまいました…。次回、ぜひお参りをさせていただきたいと思います。
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それでは社殿に向かいます。
たてがみが印象的な狛犬。
御手水で、手を清めます。
狛犬だけでなく、古い石灯籠も複数、境内で観られます。どれも苔むしていて、歴史を感じさせます。
皇太子様ご成婚記念の植樹
皇太子さまのご成婚は平成5年。もう20年以上も前のこと。今は見上げるほどに、大きくなりました。
楼門脇の狛犬。ずんぐりむっくりした体型が微笑ましい^^
楼門
社殿
緑色の屋根に、紅葉の赤が映えて美しかった。
社殿は1730年に建てられたもの。東京都の有形文化財に指定されています。
紅葉が見ごろでした。
▽絵馬
社務所 御朱印がいただけます。
社殿の右横にある社務所。こちらで御朱印やおみくじ、お守りなどを買うことができます。
▽干支の形のおみくじ。どれも可愛らしい。
▽花福土鈴
四季折々の花が描かれた、小さな開運の土鈴(どれい)。冬なので椿の花が描かれています。
日枝神社のように参拝客で大賑わいではありませんが、途切れることなく、お参りしていく人の姿が見えました。お参りをすませ、御朱印をいただいて、今後は神社の東側へ向かいます。
東側参道へ続く、鳥居の両脇には躍動感あふれる狛犬がいました。今にも飛びかかってきそうな雰囲気がありますね。
東側参道。階段を下りて行きます。
下から見上げたところ。ここにも狛犬が一対。
銀杏と紅葉のカラフルな葉と、緑がまじりあい、美しい光景が広がります。しばし、うっとりとこの風景を見つめていました。人も少なかったし、存分にぼんやりできましたよ!
太鼓橋
小さな池があり、太鼓橋がかかっています。
四合稲荷(しあわせいなり)
かわいらしい名前の稲荷神社があります。名付けたのは、勝海舟だそうです。
明治31年に、古呂故稲荷、地頭稲荷、本氷川稲荷、玉川稲荷の4つの神社が合祀されたことに由来します。その後、さらに3つの神社が合祀され、今は7社の稲荷が合祀されているそうです。
りりしい、お稲荷さん。紅葉をバックに。
あ、ここにもキツネさん。
色鮮やかに染まる紅葉。この景色を独り占め。
西行(さいぎょう)稲荷
いい雰囲気!見えづらいのですが、小さな岩窟があって、そちらにも小さな狐が祀られていました。
岩窟の脇に、布袋さん。ニコニコ顔と、丸いおなかがトレードマーク。
階段を登った先に、西行稲荷があります。森の中に、そっと佇む小さな稲荷でした。
東側参道。ここにも狛犬がいました。参道の両脇には椿が咲いていました。
赤坂氷川神社まとめ
大勢の参拝客でにぎわっていた日枝神社と比べ、ぐーっと静かな神社です。
東京の都心であることを忘れそうなほどの静寂に包まれ、時間をかけて育まれてきた森に守られているようでした。
お気に入りの場所がまたひとつ増えました。
さて、次は徒歩で乃木神社に移動します。
東京の宿をお探しの方へ、ぜひ、こちらもあわせてどうぞ。お役に立てれば嬉しいです。