【旅亭萬葉】①二千坪の敷地にわずか9室！純和風の温泉宿＊建物・部屋編｜石川県・辰口温泉

本レポは訪問時のものです。現在は変更になっている可能性があります。最新情報は公式サイト等でご確認ください。

2024年1月1日、北陸で大きな地震が起こりました。旅亭萬葉の被害は軽微で現在は通常営業されているそうです。被災者の皆様、関係者の皆様が早く穏やかな日常生活を取り戻せますように、心より祈っております。

珍しく遠出しました。北陸の海の幸が食べたいねって話になって。金沢まで新幹線が開通して東京からも行きやすくなりました。2024年春には福井県敦賀市まで延伸されるとのこと。ますます北陸に行きやすくなりますね！

金沢城址公園、兼六園、成巽閣など、金沢の名所を観光してから本日の宿に向かいました。

本日の宿は「辰口温泉　旅亭　萬葉」です。

いつもより遠出して交通費もかかっているので絶対に外せない！！とリサーチしまくって見つけた宿。口コミも高評価だったので、期待が大きかったのですが、素晴らしかったです！

今日から4回に分けて宿泊レポを書いていきます。

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辰口温泉 旅亭萬葉

旅亭萬葉は金沢の奥座敷と呼ばれている辰口温泉（石川県能美市）にあります。辰口温泉は初めて聞いた名前ですが、開湯1400年という歴史ある温泉地だそうです。

金沢から少し電車に乗った松任駅が最寄りで、最寄り駅からは送迎がありました。（要予約/小松空港、小松駅からも送迎あり）松任駅から車で約25分ほどで宿に到着です。

旅亭萬葉は2千坪もの広大な敷地に部屋数はわずか9室。静かにゆったり過ごせる純和風の温泉旅館です。

宿の門構えも落ち着いた雰囲気で高級感がありました。（※写真は人がいない時を見計らって撮影したので時間帯が異なる写真が混在していますのでご了承ください。）

門をくぐって玄関まで、石畳の通路を歩きます。

▽金沢の冬といえば雪吊。雪害から樹木を守るためのもので、兼六園では毎年11月1日から雪吊作業が始まるそうです。私が金沢を訪れたのは12月半ばを過ぎた頃だったので金沢のあちこちで雪吊を見る機会がありました。3月半ばごろまで見られる金沢らしい風景です。

▽たくさんの雪吊がされた日本庭園。

▽旅亭萬葉はミシュランガイドに掲載されたこともある宿。今回、宿泊の決め手の1つ。ちょっとミーハーですが、やはり高評価の宿に泊まりたいので目安にさせてもらいました。

スタッフさんに案内されながら、宿の中に入ります。館内は畳敷。寒くないのがいいですね。内装やインテリアなど、何もかもが純和風。

▽日本庭園に面したラウンジ。こちらでチェックイン手続きを行います。

若い頃は華やかな西洋庭園に惹かれることが多かったですが、年齢を重ねるにつれて日本の侘び寂びの世界観が馴染むようになってきました。昔は地味で好きじゃなかったはずなのに。不思議なものですね。

▽おしぼりには椿の花が添えられていました。冬でしたのでね。きっと季節によって添える花が変わるのでしょう。

▽抹茶とオリジナルの和菓子。さつまいもとかぼちゃとグリーンピースを使った和菓子。ほんのりゆずの香り。最初のお茶菓子が手作りだとテンションが上がります。しかもおいしい♪

▽こちらのロビーの雰囲気がいいんです。飾られている焼き物や織物、屏風などどれも見応えがありますし、決して華美ではない日本らしい落ち着いた華やかさがありました。

▽天井が高いので開放感もあります！

▽夜になると庭がライトアップされます。湯上りに座ってぼんやり庭を眺めているのも最高に贅沢な時間でした。

▽ロビーに隣接した売店があり、観光パンフレット・地図なども用意されていました。

▽こちらは湯上り処。

▽マッサージチェアや冷たいお茶、お菓子などが用意されているスペース。手作りのわらび餅がとてもおいしかったです！

▽サロン萬葉倶楽部。

▽いつでも利用できる休憩スペースで、挽きたての豆でエスプレッソがいただけました。

▽客室までずーっと畳敷。

▽本日の部屋は「水仙」。専用露天風呂付きで、メゾネットタイプのお部屋を選びました。9室すべてしつらえが異なっているそうです。専用の玄関がついている貴賓室もあるらしい。泊まってみたい〜！

まずは10畳の和室。正統派の温泉旅館、といった感じのシンプルなお部屋。

▽広縁にはチェアが2脚とテーブル。

▽チェアの後ろには姿見があり、

▽反対側には冷蔵庫(中身は有料）とポット、サービスのミネラルウォーターのペットボトル。

▽部屋から見える日本庭園。ここにも雪吊がたくさん。まだ雪は降っていなかったのですが、毎年12月下旬頃から雪が降るそうです。雪景色も見てみたい気がしますね。（雪の季節に東京からここまで来るのが大変そうだけど）

▽トイレと洗面台は上下の階、それぞれあります。こちらは和室の近くにあるもの。

▽フェイスタオルとハブラシ。基礎コスメは下の階の洗面台にあります。

▽トイレ。

▽浴衣、旅ソックスなど。よくあるナイロンの巾着ではなく、布製の巾着袋がありました。お店で売られてそうなしっかりしたつくりで普段使いによさそう！というわけで自宅に持ち帰り、出かける際に細々したものをまとめるに使わせてもらってます。

▽この部屋はメゾネットタイプなので階段を降るともう1部屋あります。下の階にベッドルームと専用露天風呂があります。

▽8畳のツインベッドルーム。

▽小さめのテレビとロッキングチェア。

▽こちらの部屋にもサービスのミネラルウォーターがありました。

▽ベッドルームから専用露天風呂に行けるようになっています。

▽ベッドルーム近くのトイレ。

▽洗面台。

▽タオル類やバスローブ、基礎コスメ、アメニティ類が用意されていました。

▽スキンケアはPOLAのエステロワイエ。

▽そのほか、フェイスタオルや歯ブラシ、コットン、綿棒、ブラシ、ソープ、カミソリ、シャワーキャップ、ヘアゴムなど。アメニティに不足なし。それから「ラヴィージョ」というブランドのスキンケアセットもありました。こちらは赤ワイン酵母の美容エキスが配合されたコスメらしいです。唯一残念だったのがドライヤーが壁掛けだったこと。

▽なんかある！と思ったら、これは「箱蒸し風呂」だそうです。

▽中はこんな感じになっていて、この椅子に座って穴から首を出してスイッチ入れたら蒸されるらしい。サウナみたいな感じかな。使用中は温度が一定に保たれ、10分で自動で切れます。試しに使ってみましたが、どうも落ち着かなくて好きじゃなかったです・笑

▽洗い場。

▽シャンプー類はPOLAの「エステロワイエ」、「オーランジュロゼ」という2種類のブランドのものがありました。その他、ピーリングジェルとクレンジング、シェービングフォームなど。

露天風呂付メゾネットタイプのお風呂は陶器・檜・石の3種類がありますが、宿のおまかせで選ぶことはできません。私たちの部屋「水仙」は陶器の湯船。これが広いんですよ！

お湯がざあざあと注がれていました。湯船が大きくて、足を伸ばして入ってもかなり余裕があり、大人2名で入ってもゆとりがある感じでした。

▽お庭を眺めながら。大きなガラス窓で明るいです。冬だったので閉めたままでしたが窓を開けるとより開放感があると思います。

▽天井を見上げるとこんな感じ。天窓があって光が差し込んでいます。

▽夜はこんな感じ。お庭がライトアップされていい雰囲気です。

▽鍵は2つ。それぞれが好きな時間帯に大浴場や貸切風呂に行ったり来たりするので2つあると便利ですね。

最初にシンプルな和室を見た時は、特に感動はなかったのですが、下に降りてベッドルーム、そこから繋がる洗面台を抜けて専用露店風呂まで行くと、感想もガラッと変わりましたね。

何より湯船が大きいのがいい！それにミネラルウォーターもどちらの部屋にも用意してくれてたし、トイレも各階にあるのでいちいち階段で移動する必要もなく、過ごしやすかったです。

次は大浴場と貸切風呂を紹介します！

旅亭萬葉の宿泊予約について

「辰口温泉　旅亭　萬葉」は以下のサイトから予約ができます。

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