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【京都で町家に宿泊&鱧(はも)料理】①「美濃屋町町家」をまるごと貸切で京の雅に触れる。

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本レポは訪問時のものです。現在は変更になっている可能性があります。最新情報は公式サイト等でご確認ください。

京都の町は風情があっていいですよね。昔ながらの町並みが残り、世界遺産がたくさんにあり、町がまるごと史跡のようです。大人になり年齢を重ねるにつれて、その良さが少しずつわかってきたように思います。

私たち夫婦は実家が関西なのですが、実家に帰省する折、京都で途中下車して「はも料理」を食べようか、という話になりました。

季節は夏が終わり、秋へと季節が変わろうとしている頃。

せっかくだから少し京都観光をして、どこかに泊まることになり、リサーチしたところ、見つけたのが京都の町家を一棟丸ごと貸切にして宿泊するプラン

そんなことができるのか!テンションが一気に上がって、想像するだけで楽しくなってしまいました。

この記事では町家を借りるまでの手順と実際に宿泊した町家の様子をご紹介します。

残念ながらこの時に利用した町家ステイは現在営業されていないようです。他にもバケーションレンタルはたくさんありますので探してみてください。⇨一休.comでバケーションレンタルを探す

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目次

 『庵町家ステイ』で町家を一棟貸し!

私たちが利用したのは『庵町家ステイ』さん。

2022年11月追記:残念ながら現在は営業されていないようです。対応も丁寧で取り扱っている町家もいろんな種類があってすごくよかったのですが、、、本当に残念。

公式サイト

京都のまちなみを美しく形づくる「京町家」。京都のまち歩きがこれほどに楽しいのは、京町家のおかげではないでしょうか。

町家の多くは、間口が狭く奥行きが深いという特徴を持ち、その様子は「うなぎの寝床」と呼ばれています。通りに面した虫籠窓(むしこまど)、格子戸、一文字瓦葺きが京都のまちの表情を、美しく、豊かなものにしています。町家ステイとは?│庵町家ステイ

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旅先で、一棟まるっと貸し切って「暮らすように泊まる」のはとても素晴らしい経験でした。

予約は【一休.com】で取りました。

いろんな雰囲気や間取りの町家がいろいろありますのでぜひ気に入る町家を探してみてくださいね。

私たちが町家に宿泊したのは9月のシルバーウィークという観光シーズンの真っ只中。

直前に探し始めたのですでに予約済みの町家も多かったです。

空きを見つけたのは8人用の大きな町家。2人で8人用。大きすぎる気がして迷いましたが、結局その大きな町家を夫婦2人で利用することになりました。

最初は「もっとこじんまりした町家がいいな。」と思ったのですが、いざ泊まってみれば、広々とした空間を二人占!

誰にも邪魔されず誰にも気兼ねもいらず、空間ごと切り離されてタイムスリップしたような気持ちになりましたv(*’-^*)-☆ ok!!

こじんまりした小さめの町家には後日、京都を再訪した時に利用しました。

【再訪・庵町家ステイ】町家まるごと貸切り。石不動之町町家は中庭と丸窓がある小さな町家。

宿泊までの利用手順

ざっと利用の手順をご紹介します。

  1. 予約申し込み(仮予約)
  2. 支払(銀行振り込み)
  3. 予約確定(本予約)
  4. 宿泊当日、オフィスにて「期間の定めのある賃貸借契約」を結んで鍵を受けとる。(←忘れないように!)
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料金は先払い。支払いを済ませて予約完了でした。

オフィスで「期間の定めのある賃貸借契約」を結んで鍵を受け取るという、通常のホテルや旅館にはないステップがありました。具体的な手順は施設によって変わると思うので事前によく確認してくださいね。

一休.comは京都のバケーションレンタルも数多く取り扱っているのでおすすめです。ポイントが即時利用できるので、今回の予約から割引にできます。

参考:【最新】一休.comで使えるクーポン、キャンペーン、割引情報のまとめ

支払いを完了し予約確定後の取消はタイミングによってキャンセル料が発生することがありますのでご注意くださいね。

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町家の一棟貸しが普通の宿の予約と一番異なるところは『期間の定めのある賃貸借契約』を結ぶことです。

初めてのことで驚きましたが、これは町家は建物が古く当時のしつらえを大切に残しているため、『旅館業法』でいうところの「旅館」には該当せず、「賃貸」という形を取る必要があるためです。

オフィスで契約を済ませたら、鍵を受け取ります。このあたりのやりとりは不動産屋みたいでした^^;

旅館ではないので食事は出ませんでした

旅館ではないので食事の提供はなく基本は素泊まりでした。ただし、仕出し屋に注文して町家に食事を届けてもらうことができました。

町家のある場所は繁華街に近いのでカフェや料亭がたくさんありますので外食するのも便利です。京都のお店に詳しくなくてもスタッフに聞けばオススメのお店を教えてくれますよ。

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私たちは夜ははも料理を食べに京の町へ繰り出し、朝は仕出し屋にお願いしました。

はも料理について

町家ステイ②創業昭和9年の老舗【三栄】で本場京都の鱧(はも)料理をいただきました。

朝ごはんについて

町家ステイ③町家のお取り寄せ朝ごはんと京都散策。

美濃屋町 町家

通りから一本、細い通路を入ります。

▼まるで異世界への入り口のような細い道を歩いていくと…。

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細い通路を抜けると、ふわっと空間が開け、そこに町家がありました。元は代々お医者さんの家だったそうです。

▼純和風の玄関 当然ながら引き戸。

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▼玄関を入ると、そこには”和”が溢れていました。

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間取り

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出典:京都 美濃屋町 町家│庵町家ステイ

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美濃屋町町家は広いです。本当に広い^^;

2階建てでリビング+和室3部屋+屋根裏部屋があります。定員は8人なので、友人グループや2世代、3世代の家族で泊まるのもよさそうです。

一階

▼板張りのリビング

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▼テーブルは古い木の戸をリノベーションしたもの。

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▼キッチンがあります。引き戸で隠れています。これは開けたところ。

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▼コーヒーマシンも完備。

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昔ながらの町家のしつらえを残しつつ、過ごしやすいようにリノベーションされ、必要な設備がそろっています。この板張りのリビングは床暖房も完備していますので冬でも寒くなさそうです。

▼細工が美しい欄間

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▼窓の外には鴨川が流れています。

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すぐそこに、鴨川。

川のせせらぎと川べりを散策する人々のざわめきにしばし耳を傾けました。

▼ベランダから見た、夕方の鴨川沿いの景色。この景色を独り占め!

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旅館やホテルでは決して味わうことの出来ない、景色を独占できる満足感がありました。

▼反対側には和室

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リビングに続く6畳の和室は庭に面しており、縁側に腰を下ろしのんびりと庭を眺めるのもまた至福の時間でした。

▼夜になるとこんな感じ。

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建物が古いので、電気を消しているとちょっと怖いです…。暗闇が…苦笑

この町家は広さがあるので余計ですね。就寝ぎりぎりまで使わない部屋も電気をつけておきました。

▼部屋の隅にはそっと活けられた花がありました。

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▼お風呂と洗面所

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▽お風呂はヒノキ造り。木の香りがふわりと漂います。

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バスアメニティとドライヤーはありますが、女性用のスキンケア用品はありませんのでご注意ください。またパジャマや浴衣もありませんのでご注意くださいね。

パジャマ・作務衣、女性用のスキンケアグッズ は部屋に備えられていませんので持参しましょう

2階にもシャワールームとトイレがあります。

2階と屋根裏部屋

さて、2階へ向かいます。古い建物なので階段は狭くて急です。

▼どことなく懐かしい木の階段を登ると、

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▼15畳の大きな和室。

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大きな窓はもちろん鴨川に面しています。

お布団は事前にどの部屋に敷くかと伝えておけばスタッフの方がチェックイン前に敷いておいてくれます。二階にはこのほかにもう一室6畳の和室があります。

▽話を感じさせるインテリアや床の間、掛け軸など。

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▼さらに上があります。

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▼まるで秘密基地のような屋根裏部屋。

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▼天窓は清水寺が見えるように設置されているそうです。(私が背が足りず見えませんでしたが…(ノ_-。)

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▼二階の回廊へ

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部屋をぐるりと取り巻くような回廊があります。

▼下をのぞくと庭がよく見えます。

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お庭

▼1階の回廊から見たお庭。

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▼回廊を降りて、玄関前から庭を眺める

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▼上を見上げる

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▼ここから入ってきました。

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そこかしこに”空間”があり、その空間には花が活けられ、掛け軸が飾られ、小さな和の心がありました。機能的すぎない”余白”が心を和ませてくれました。

明るすぎないのもいい。町家には部屋の隅にわずかに闇がわだかまるような、ほんのりした暗さがあります。

こんな古くて歴史のある家に住んだことはないのですよ。私の実家は団地でした。それでも町家にはどこか懐かしさを感じるんです。

木のぬくもりと温かさ。代々受け継がれ、丁寧に手入れを受けてきた家の持つ”息遣い”。この家を愛した人々の想いが満ちているような、”何か”が宿っているような…。

ここには座敷童がいてもおかしくない、と思いました(*´∇`*)

実際にいたら怖いですけどね(笑)

夏の夜、鴨川沿いを歩く人たちのざわめきが消えた深夜、虫の鳴き声と川のせせらぎが聞こえてきました。静かな静かな夜でした。

次はこの日の京都での夕食。夏の風物詩「はも料理」を食した件について。この旅の目的です。

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この記事を書いた人

旅と温泉と映画が大好きな東京都在住の主婦。

「すきなものたち。」は私の日々を彩る「すきなもの・こと」についてつづっています。

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